PXA255搭載、8時間半使えるモデルも〜新ザウルス2機種登場シャープはVGA液晶搭載Linuxザウルスのマイナーチェンジ版「SL-C750」「SL-C760」を発表した。ソフトの起動が高速になり、MPEG-4の再生がサポートされた。上位モデルは8時間半の連続表示が可能に
「PCのように使うPDA」というコンセプトで登場したのが、VGA液晶とキーボードを搭載したLinuxザウルス「SL-C700」。5月16日、このモデルの後継となる「SL-C750」「SL-C760」が発表された。IntelのXScale PXA255/400MHzを搭載し、動作メモリを64Mバイトに拡張。上位モデルとなるSL-C760には1700mAの大容量バッテリーが搭載され、8時間半の連続表示が可能になった。 ブラックボディのSL-C750(市場予想価格6万円前後)は5月24日、ホワイトボディのSL-C760(市場予想価格7万円前後)は6月21日に発売される。 SL-C760に搭載される大容量バッテリーは、SL-C750用にもオプションで発売される。専用電池ぶたとのセット販売で、希望小売価格は1万円。
両モデルとも、CPUにはIntelのXScale PXA255/400MHzを採用、従来32MバイトだったRAMが64Mバイトに拡張された。このため本体起動時やソフトウェア起動時のスピードが向上。従来モデルの約2倍高速に起動するという。 ソフトウェアもブラッシュアップされ、メールソフトは添付容量が従来モデルの800Kバイトから2Mバイトに拡張された。「PC向けに送られるビジネスデータもほぼ受け取れるようになった」(シャープ広報)。また、これまでメモリ容量の少なさから閲覧できなかった大容量なWebページの閲覧も可能になっている。 通信環境では、NTTドコモが4月から開始した定額制データ通信サービス「@Freed」用通信カードに対応したほか、FOMAやPDC携帯電話でのデータ通信を可能にするサン電子製CF型マルチファンクション通信カード「CS64CF」をサポートした。企業内利用で要望が多かったVPNへの対応も果たしている。 SL-C700に搭載されていたメディアプレイヤーは、ムービープレイヤーとミュージックプレイヤーの2つに分けられ、ムービープレイヤーはMPEG-4動画の再生に対応。シャープの「AQUOS」やパーソナルサーバ「Galileo」で録画したムービーの再生も行える。 PIM機能もブラッシュアップされ、カレンダーの中にToDoの表示が行えるようになった。
上位モデルとなるSL-C760に標準搭載される大容量バッテリーは、SL-C750向けにもオプション販売される。従来のバッテリーより厚みが増すため、専用のフタとセットで販売。SL-C750にバッテリーを取り付けて裏側全体をフタで覆う仕組みだ。
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