Mobile Weekly Top10
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1位 | ドコモ&KDDI 2003年後半ロードマップ | ||
2位 | メガピクセルじゃなくても売れる自信はある〜開発者に聞く「N505i」 | ||
3位 | ケータイ技術研究所:505iのディスプレイ輝度を測る | ||
4位 | 数字で読み解く“携帯” | ||
5位 | 505i最軽量、指紋センサーも搭載したメガピクセルケータイ“F505i” | ||
6位 | 特集:ドコモの「505i」 | ||
7位 | 2003年1Q、カメラ付きもNECがシェア首位に〜ガートナー調査 | ||
8位 | 携帯電話に写真付きのデータベース〜「J-T010」のポケットデータベース | ||
9位 | ケータイカメラ画質研究ラボ:色の鮮やかさ以外は最高ランク「F505i」 | ||
10位 | 「SH505i」のソフトバージョンアップ始まる |
今や携帯の新機種にカメラはなくてはならないものだし、どうせ載っているなら画素数が多いにこしたことはない。しかし、この夏に発売されたカメラ付き端末は、機能の増加に操作性がついていっていない印象を受けた。
メガピクセルカメラ付きのユーザーに、「写真送ってる?」と尋ねたら、「なぜか送れない……」という返事。なぜだろう? と思って詳しく聞くと、「送信できないサイズだった」「外部メモリに保存していた」という状況がよくある。
問題点は、カメラの画素数がメール送信できないサイズまで上がってしまったことと、外部メモリカードにある画像をメールで送信できない端末があることだ。
せっかくのメガピクセルなのだから、最大解像度で撮影したい。しかし、そうやって撮ってしまった画像を送るには、今度は一覧画面から編集項目を見つけだして、送信できるように縮小したり回転したりすることになる。そして試行錯誤した上で、あきらめてしまう。編集・加工は携帯電話で行うにはかなり複雑で、優秀なユーザーインタフェースがないと使う気にならないからだ。
高度な編集・加工機能はあるにこしたことはないが(事実、カシオの「A5401CA」の加工機能は抜群にいい。切り取り枠を自由に動かせる上、リニアに近い拡大縮小が高速に行える)、サイズなんて意識しないで済むならそのほうがいい。
送信できません→手動で画像加工は難しい
ユーザーは、大きくてきれいな写真を撮りたいだけ。そして場合によってはそれをメールで送信したいだけであって、複雑な画像処理をしたいわけではない。送る前に、「解像度とファイルサイズを確認して、必要なら加工してから、もう一度送信してください」なんてあんまりだ。
どんな解像度で撮影しても、また保存先が本体でも外部メモリでも、メール送信したいときは自動的に変換してくれるのが理想的な、ケータイカメラの形だろう。
VGAサイズ以上の解像度で撮影すると3対4の縦横比になるが、iショットで送信できるのは120×120(144×144)あるいは、288×352ピクセル。縦横比が異なるため、自動変換すると上下や左右が切り取られたり空白ができたりする。これを理由としてiショット(L)への変換や自動変換を否定するメーカーもあるが、できるほうが遥かにいい。
ドコモのiショットではピクセル数が送信時の問題、J-フォンの場合はファイルサイズが問題。カメラの高画素化にあたっては、どちらの場合も自動変換が必須になるはずだ。
VGAサイズが送信できるauやFOMAの場合も、自動変換のニーズはあるだろう。通信料金が高いからだ。相手が携帯電話ならば、わざわざ高解像度で送る必要はない。それどころか相手が受け取れない可能性もある。送信先のアドレスを見て、自動的に最適なサイズに変換してくれてもいいし、ダイアログを1つ出して、変換サイズを選ばせてもいい。
せっかく高画素のカメラを載せても、こうした機能があるかないかで、使い勝手は大きく変わる。こうした自動変換を行ってくれる端末はまだ少数派だ。
自動変換が当たり前になれば、カメラは着実にARPUの増加に結びつく。「撮影した画像が送れないサイズだったので、送信をあきらめた」──こうしたユーザーが多数いるのは間違いないのだから。
[斎藤健二, ITmedia]
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