寝ている間に番組がやってくる〜「EZチャンネル」寝ている間にエンタテインメント系最新情報を入手──。auは1x WIN端末向けにリッチコンテンツを自動配信する「EZチャンネル」をスタートさせる。
高速データ通信で料金は定額──。携帯電話の世界にブロードバンドのメリットを加えようというのが、auの高速データ通信サービス「CDMA 1x WIN」(関連記事参照)だ。 auでは通信インフラの拡張に合わせて、テレビや雑誌のようなリッチコンテンツを自動配信する「EZチャンネル」をスタートさせる。 コンテンツはムービーや静止画、文字情報などを組み合わせた表現が可能なSMIL(用語参照)フォーマットで配信され、端末側に内蔵されたSMILプレイヤーで閲覧する仕組み。プレイヤーはW3CのSMIL BasicとKDDIの拡張機能に対応するACCESSのSMIL Player「NetFront v3.1 SMIL Player for KDDI」が採用された。 マガジンハウスの女性誌「anan」のスタッフによるファッション情報や、扶桑社の青年誌「SPA!」からのよりぬき情報といった、雑誌連動型コンテンツをはじめ、松尾貴志やベッキーなどのタレントをナビゲーターに起用するバラエティ番組的コンテンツ、写真付き電子新聞コンテンツなど、14番組をラインアップ。新番組も順次提供予定だ。
ユーザーは、番組表の中から1端末あたり3番組まで利用可能。契約したコンテンツは夜から早朝にかけて端末にプッシュ配信されるため、ユーザーがWebにアクセスして取りにいく必要がない。番組は新しいものが配信されると、古いものの上に上書きされる仕組み。外部メモリに書き出すことはできないが、気に入った番組は、3本まで端末に保存でき、1x Win端末が内蔵する20Mバイトの大容量メモリが生きる部分だ。
これは「高速で定額制」を生かした配信スタイルで、CDMA 1x WINならではのサービスといえるだろう。また、いったん端末内に保存されたコンテンツは電波の届かない場所でも閲覧できるため、ちょっとした空き時間の暇つぶしにもなるという。 「EZチャンネルは、コンテンツというより番組。今までのコンテンツは、たくさんあるものの中から自分で探してオンデマンドで取得する、能動的なインターネット型。EZチャンネルは、送り手が毎回編集して自動的に配信する受動的なテレビ型だ」(au事業企画本部1x EV-DO推進室の重野卓氏)。 なおSMILコンテンツを製作するためのオーサリングツールは、EZチャンネルの番組制作会社だけでなく、従来のEZwebコンテンツを提供するプロバイダにも提供する予定。個人向けに提供する計画もあるという。
1x WIN端末では、これまで15秒から30秒程度だった「EZムービー」のダウンロードサイズを3分程度まで拡張。これまでより凝った内容のムービーコンテンツの提供が可能になった(10月22日の記事参照)。 auではディズニーのムービーコンテンツ配信を本格化させるほか、映画、アニメ、グラビアアイドルのムービーを充実させたい考えだ。
また新たにライブカメラによる映像配信にも対応。渋滞情報や観光地情報などを、リアルタイムな映像で閲覧できるようになった。
サービス開始当初はセキュリティ上の問題から、公式コンテンツのみの情報配信のみとなるが、将来は自宅の監視など個人利用にも対応させたいという。 サービス開始時の公式ライブカメラは、キヤノンの「ネットワークカメラ VB-C10」、アイ・オー・データ機器の「MPEG-4 ネットワークカメラ BROAD STREAM RT」の2製品。
関連記事 EV-DOは4200円定額制〜11月28日全国一斉開始 “ケータイ版ADSL”──。KDDIは高速データ通信サービス「CDMA 1x WIN」を発表。通信方式「EV-DO」を使い、下り最大2.4Mbpsの通信速度を月額4200円の定額で提供する。定額制を生かしたテレビ型のコンテンツ「EZチャンネル」もスタートする。 デザインで選べる“双子の”ブロードバンド携帯〜「W11H」「W11K」 「CDMA2000 1X WIN」の発表に伴い、2つの対応端末が発表された。“自然”をテーマにした日立製端末「W11H」と、au design project端末の第二弾となる京セラ製の「W11K」だ。機能は一緒でデザインが異なる“双子”のブロードバンド端末、どちらを選ぶ? 冬のau端末、ラインアップ勢揃い シャープの電子書籍フォーマットがCDMA 1X WINに採用 セルシス、PDAや携帯電話に対応したコミックビューワを参考出展 [斎藤健二&後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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