“シャープナイン”が語るAQUOS PHONE ZETA SH-06Eが気持ちいい理由目指すのは「生きているスマートフォン」(1/3 ページ)

「高い性能とIGZOの省電力、そして、美しい撮影画像」シャープのスマートフォンを語るとき、スペックに注目しがちだ。AQUOS PHONE ZETA SH-06Eでは「感性」を重視した新しい方向性を目指した。その先に見据える姿を「9人の開発者」が語った。

» 2013年06月10日 10時00分 公開
[ITmedia]
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なぜ、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eが気持ちいい理由

 2013年夏モデルとして登場した「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」について、「AQUOS PHONE ZETA SH-06Eのコンセプト “4つのFeel”はココがすごい!」「プロカメラマンが検証! FEEL photographerのプロ的な撮影画質を試す」の2回にわたって、シャープが導入した新しいコンセプトと機能を紹介してきた。

 特に、カメラに関連した機能では、見た目の派手さだけではない、撮影画像の品質に正面から向き合った進化に挑み、その成果は、プロカメラマンも評価するレベルを実現。それでいながら、ユーザーには、高い性能を意識させることなく、簡単に使うだけで、きれいな写真を撮影できるユーザーインタフェースを用意するといった、真にスマートフォンで撮影したいユーザーのことを第一に考えた「開発」を行っている。

 もちろん、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eに実装した機能は、カメラだけでない。“4つのFEEL”をはじめとして、4.8インチサイズで1080×1920ピクセルという高密度なフルHD解像度を実現したIGZOディスプレイ、省電力と高画質を両立した映像リアリティエンジン「FEEL artist」、高音質再生と省電力を両立した音響リアリティエンジン「FEEL musician」の実装、そして、ユーザーが「気持ちよく使える」ことを実現するために進化した新しい「FEEL UX」や本体デザインなど、シャープの開発陣がいま持ちうる力を存分につぎ込んでいる。

 ここでは、開発に携わった当事者たちの“声”から、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eが、なぜ「ユーザーが気持ちよく使えるスマートフォン」になったのかを探ってみたい。

彼らがAQUOS PHONE ZETA SH-06を“育てた”

シャープ 通信システム事業本部要素技術開発センターシステム開発部主任研究員の前田健次氏

 シャープ 通信システム事業本部要素技術開発センターシステム開発部主任研究員の前田健次氏は、IGZO液晶の開発責任者でデバイスを含めたIGZO全般をまとめている。IGZOについては、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eで1080×1920ピクセルの解像度を実現したが、「これが、技術者にとっては大変ハードルが高い」と述べる。

 画素数が増えること(AQUOS PHONE ZETA SH-06Eは、720×1280ピクセルだったSH-02Eから2.25倍に増えている)で、ディスプレイに表示する画像の描画処理も、プロセッサーで描画した画像データの転送量も2.25倍に増えたことになる。それだけ、処理能力が必要になりそれに伴い消費電力も増えてしまう。もちろん、液晶ディスプレイそのものの消費電力も増えてしまう。

 しかし、これは、通常のリフレッシュレート60Hzの液晶ディスプレイではそのまま、システムの消費電力増加につながってしまうが、IGZOのように、「映像の動きが少ないところでは、ディスプレイ表示の更新を少なくし、ディスプレイのリフレッシュレートも1Hzまで下げてしまう」システムの場合、描画処理の回数もデータ転送の回数も少なくなるため、リフレッシュレートが60Hz固定のシステムから大幅に消費電力を下げることが可能になる。IGZOのおかげで、1080×1920ピクセルのフルHD解像度を導入しても、メールやSNSなど画像の更新が少ないアプリの利用が多いユーザーでは、消費電力の増加はわずかで済ませることができたと前田氏は説明する。

 前田氏は、「ディスプレイの部分だけでも消費電力を少なくする方法はいくらでもある」と語る。一番効果があるのはバックライトの輝度を下げてしまうことだ。しかし、前田氏は、そういう方法はユーザーのことを考えると望ましい方法はいえないという。極端に暗い画面を見たり、すぐ画面が消えてしまうのでは、ユーザーは不便に感じてしまう。ユーザーが快適に使える環境を保ちつつ、消費電力を抑えるための手段としてIGZOを採用したと前田氏は訴えている。

無機質から感性に訴えるスマートフォンへ

シャープ 通信システム事業本部パーソナル通信第一事業部商品企画部係長の小野直樹氏は、シャープのNTTドコモ向け製品の商品企画を担当する

 シャープのNTTドコモ向け製品の商品企画を担当として、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eの商品企画を立案したシャープ 通信システム事業本部パーソナル通信第一事業部商品企画部係長の小野直樹氏は、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eの企画意図を「SH-02EはIGZOの採用でバッテリー駆動時間の長さを評価したもらえた。シャープのスマートフォンの勢いもIGZOにある。そこで、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eでは、SH-02Eを超えるバッテリー駆動時間の実現を目指した」と説明する。

 しかし、シャープはそれ以上に重要なコンセプトをAQUOS PHONE ZETA SH-06Eに導入しようとしていた。それが、「無機質なスマートフォンから人間の感性と融合すること」(小野氏)だ。これまで、シャープのスマートフォンは新技術の導入を積極的に取り組んできたが、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eでは、技術的な訴求に加えて、より多くのユーザーにも受けいれてもらえる「快適に使うための本質」(小野氏)を重視して企画している。

 快適に使うための本質を探るため、フィーチャーホンからユーザーがシャープの製品のどういう部分を評価したかを調べなおし、その結果として、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eでは、高精細なディスプレイとカメラ機能に特に注力することになった。そのため、フルHDクラスの解像度を持つIGZOディスプレイの実現と、撮影した画像がきれいで、かつ、スマートフォンで使うカメラということを意識した、気軽に撮れて、設定せず自由に使えるカメラを考えたという。

 こうして、ハードウェアとして重視する内容は決まった。しかし、それ以上に重要な「無機質なスマートフォンと人間の感性を融合すること」の実現で要となるのが、本体のデザインだった。

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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年6月26日

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