手続きの仕方が分からない、使いたい端末が使えるのか? など、格安SIMを契約するのに不安を感じている人は多いだろう。そんな不安を解消すべく、DMM mobileを申し込む際に押さえておきたいポイントを解説する。
「格安SIM」という言葉は聞いたことがあるけれど、実はよく分かっていない……という人は、意外と多いのではないだろうか。格安SIMとは、MVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる事業者が、ドコモやKDDIなどの大手キャリアからネットワークを借りて提供する通信サービスのこと。大手キャリアのように基地局設立や販売店経営などのコストが掛からない(または少ない)ため、安価な料金でサービスを提供できるのが魅力。その特徴から「格安」と呼ばれている。
現在、日本では多くの事業者が格安SIMサービスを提供している。その1つとして注目したいのが、DMM.comが提供している「DMM mobile」だ。DMM.comは、オンラインゲーム、動画、英会話、FXなど幅広いサービスを手掛けており、2014年12月からドコモ回線を借りたDMM mobileを提供している。DMM mobileは、柔軟な料金設定や、豊富な端末ラインアップで人気を集めており、通信速度の高さにも定評がある。
とはいえ、初めてMVNOを契約するユーザーには不安もつきもの。手続きの仕方が分からなかったり、使いたい端末が使えるのかという心配があったりと、さまざまなが疑問があるはずだ。そんな不安を解消すべく、DMM mobileを申し込む際に押さえておきたい10のポイントをQ&A形式で解説してきたい。※記事中の料金はいずれも税別。
“格安”と呼ばれることもあるだけに、通信料金は気になるポイントだ。ここでは、5GBプランと20GBプランで、料金の違いを見ていきたい。
まず5GBプランの場合、大手キャリアでは基本使用料(1700円)、インターネット接続料(300円)に加えて、5GBのデータパック(5000円)への加入が必要になる。合計での料金は7000円だ。
これに対し、DMM mobileの「通話SIMプラン」は、5GBの場合、毎月の料金は1910円。単純比較すると、3分の1以下になることが分かる。
大手キャリア | DMM mobile | |
---|---|---|
基本使用料 | 1700円 | 1910円 |
インターネット接続料 | 300円 | − |
データパック | 5000円 | − |
合計 | 7000円 | 1920円 |
仮にSIMロックフリーのiPhone7(128GB版、8万3800円)を24回払いで買ったときの月額支払いを加えても5400円程度で、大手キャリアの通信料を下回っている。ドコモの場合、iPhone7(128GB版)の月々の支払いは、実質1475円のため、トータルでは8475円になる。DMM mobileの方が、毎月3000円以上安くなる計算だ。もちろん、iPhoneにこだわらなければより安価なスマホがあり、これを選べばその差はさらに広がる。
次に、大手3キャリアが9月からスタートした20GBプランと、DMM mobileの20GBプランを比較していこう。大手キャリアでは、基本使用料、インターネット接続料と、20GBのデータパックを足した金額が8000円だ。一方のDMM mobileは通話SIMプランの20GBプランが5980円と、2000円以上の開きがある。
大手キャリア | DMM mobile | |
---|---|---|
基本使用料 | 1700円 | 5980円 |
インターネット接続料 | 300円 | − |
データパック | 6000円 | − |
合計 | 8000円 | 5980円 |
どのプランを選ぶか、端末はどうするのかにもよるが、毎月の支払は、ほとんどのケースで大手キャリアより安くなる。少なくとも2000〜3000円は下がるが、端末を安価なものにしたり、もともと持っている端末を使ったりすれば、3分の1以下にまで料金を抑えることが可能だ。
結論からいうと、もちろんDMM mobileでもiPhoneは利用できる。iPhoneはAppleが販売しているSIMロックフリー版か、ドコモ版であればOKだ。au版とソフトバンク版は、特定のキャリアでしか使えないSIMロックを解除すればよく、iPhone 6s、6s Plus以降が対象になる。DMM mobileはドコモ回線を利用しているため、ドコモのiPhoneはSIMロックを解除する必要はなく、そのまま利用できる。もちろん、最新のiPhone7、7 Plusも利用可能だ。
iPhoneを入手したら、DMM mobileのSIMカードを挿せばよい。DMM mobileはドコモからネットワークを借りており、その電波を自動でつかむ。ただし、大手キャリアとは異なり、MVNOの場合はここにもうひと手間必要になる。iPhoneをインターネットに接続するためには、「APN構成プロファイル」と呼ばれる設定ファイルをインストールしなければならない。
DMM mobileも、このAPN構成プロファイルをネットに公開している。まずはiPhoneをWi-Fiにつなぎ、DMM mobileの設定ページにアクセス。ここから、APN構成プロファイルをインストールすればOKだ。設定は画面の指示に従っていけばよい。インストールが終わると、iPhoneがインターネットにつながる。
大手3キャリアと同様、DMM mobileもMNP(番号ポータビリティ)に対応しており、今使っている電話番号をそのまま移して契約できる。手続きとしては、まず現在利用中のキャリアでMNP予約番号を発行。DMM mobile契約時に、そのMNP予約番号を入力すればよい。
ただし、これだけで手続きが完結するわけではない。SIMカードや端末が送られてきたあとに、マイページから「電話番号の切り替えのお申し込み」が必要になる。これを行うと、届いたSIMカードが有効になり、もともと使っていたキャリアの電話番号をそのままDMM mobileで使うことができる。
SIMカード到着後にマイページから自分で最後の手続きを行える仕組みになっているため、乗り換え時にスマホが使えなくなるという“空白期間”がなく、すぐにDMM mobileで今までの電話番号を使えるのが、この方式のメリットだ。
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提供:株式会社DMM.com
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2016年11月21日