音楽ケータイと使いたいBluetoothヘッドセット「PULSAR 590A」(1/3 ページ)
日本プラントロニクスの「PULSAR 590A」は、音楽再生用のヘッドフォンと通話用のヘッドセットを兼ねた便利な製品だ。付属のBluetoothアダプタを使えば、ケータイやiPodでもワイヤレスで音楽を楽しめる。
国内向けに積極的にBluetooth製品を投入している日本プラントロニクスの「PULSAR 590A」は、音楽再生と音声通話の両方に対応する、ワイヤレスヘッドフォン兼ヘッドセットの複合Bluetoothデバイスだ。同社がBluetoothステレオヘッドセットと呼ぶこの製品、リリースは2月中旬の予定だが、いち早く評価する機会を得たので試用してみた。実売価格は2万円前後になるとのことだ。
ワイヤレス音楽再生と音声通話機能を一体化
プラントロニクスのPULSAR 590Aは、携帯電話とBluetooth経由で接続することで、ワイヤレスでの音楽再生と音声通話に対応させる複合Bluetooth機器である。
サポートするプロファイルは音楽再生用の「A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)」とリモート操作用の「AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)」、これに通話用の「HSP(Headset Profile)」と「HFP(Handsfree Profile)」が加わる。Bluetoothのバージョンは2.0だが、通信可能な距離は最大で約10メートルとなっている。Bluetoothはバージョン1.1以降ではおおむね上位互換性が確保されているので、同じプロファイルをサポートしていれば、バージョン1.1/1.2仕様のBluetooth対応携帯電話やBluetoothアダプタとの相互接続製は基本的に確保されている。
デザインは、ヘッドフォンとしてはスタンダードなヘッドバンド型だ。圧迫感の少ないオープンエアータイプで、99.7グラムという軽さは、移動中の利用も苦にならない。充電式のリチウムポリマーバッテリーを内蔵しているため、音楽再生時の利用時間は最大で10時間と十分だ。約2時間で満充電になる。
パッケージにはユニバーサルアダプタと呼ぶ、音声信号をBluetooth経由で送信できるアダプタが付属している。これをiPodなどのオーディオ機器やPCのオーディオ出力(ステレオミニプラグ)に接続すれば、Bluetoothを搭載していない機器でもワイヤレスでの音楽再生が可能だ。こちらも充電式で、ヘッドフォンと同じく最大約10時間動作する。
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