月々の携帯料金を抑えるために「格安スマホ」を3年近く使い続けています。SIMロックフリースマートフォンは、1台目の「ZenFone 2 Laser」を水没させてしまったこともあり、今は前より価格を抑えた2万円弱の「FREETEL」スマホのMIYABIを使っています。
買ってすぐに水没というトラウマがあるため、今回はコスパ重視で端末を選びました。5型HDディスプレイ、1.3GHz駆動のクアッドコアプロセッサ、2GBのメインメモリ、32GBのストレージ、1300万画素のアウトカメラなど、普段使いする上で特に不便なところはありません。
これまでキャリアが発売するハイスペックなスマホばかり使ってきましたが、別に高価格帯のものを買わなくても十分だなと思っていた矢先でした。位置情報ゲーム「Pokemon GO」がリリースされ、早速遊んでみたのですが、このゲームの醍醐味(だいごみ)でもあるARモードが使えませんでした。AR機能を使うためのジャイロセンサーが非搭載だったためです。
川辺でコイキングが出現したり、焼き鳥屋にポッポを登場させてみたりと、ユーザーたちがさまざまな楽しみ方をしている中、何も映し出されないAR画面を見ているのは少し寂しかったです。
これはFREETELに限らず、「これまで使っていたスマホにあった機能が使えない」「ゲームをしていても少し重く感じる」などは、他のSIMロックフリースマホでもしばしば起こりうることです。
特定のソーシャルゲームで遊んでいて、しばしばアプリがフリーズしたり、突然落ちたりすることがありますが、そこはiPhoneや他のハイエンドな端末とはメインメモリの容量などが異なるので仕方ないと割り切っています。
しかし、例えば同じゲームを遊んでいても、iPhone 7でサクサクと動作し、バックグラウンドでいくつものアプリが同時に動いているのを見ると(重いゲームアプリだと1つが限界なこともある)、もう少し高いお金を出してもよかったかなと思ってしまいます。
結局、どの端末を選ぶかは自分の利用スタイルによるのですが、「価格が安いから」という理由でSIMロックフリースマホを買ってみて、「思っていたのと違った」と思う人たちは少なからずいるのではないでしょうか。
「種類が多すぎて、どのSIMとどの端末がいいのか分からない」という人も多いと思いますが、「写真をたくさん撮りたい」「ゲームで遊びたい」「バッテリー持ちを重視したい」など、自分が重視する条件を最初に決めておけば、購入前と後でギャップは生まれにくくなるのではないでしょうか。
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