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Weekly ITmedia +D Top10:1度は手にしたい“超高級”――+DランキングTOP10

160万〜500万円……いったい何の値段でしょう? 非常に身近なデジモノの価格なんですよ。

 今週のランキングでは、HTC製の「Touch Diamond」「Touch Pro」がソフトバンクとドコモから発売されると報じた記事がトップを飾った。そして2位には先週のランキングでのフィーバーに続いて「iPod nano」の記事がランクインした。


 しかし、今週は4位の記事に注目してほしい。Nokiaの超高級携帯電話ブランド「VERTU」が新モデルを発表したというニュース。超高級というだけあり、端末の価格は12月に日本で販売が予定されているものだけを見ても160万〜500万円もするという。最上位モデルに至っては5000万円のものもあるとか。

 素材にはゴールドやサファイヤクリスタルを使い、貴金属の価値を示すホールマークまで刻まれるとなれば、もはやジュエリーといっても過言ではない。

 ……しかし、個人的には超高級な素材と外見=“見せびらかし用”というイメージ……。いや、うん、買えないひがみももちろんあるけれど……。機能面は実際どうなのだろうか?

 気になるのは「VERTU」の特徴的な機能のひとつ「コンシェルジュキー」。押せば、24時間対応で顧客の要望に応じてくれる“コンシェルジュ”につながる。

 「VERTU」のホームページによれば、コンシェルジュに連絡をすれば、「旅行」も「エンタテインメント」も「宿」も「レストラン」も手配してもらえるという。

 「イケメンと、夕日のきれいなリゾート地でデートしたい……」

 例えばこんなお願いをしたときに、デートの場所を手配してくれるのか、エンターテインメントとしてイケメンまで手配してくれるのか……。どこまでワガママを聞いてもらえるのかが非常に気になるところだが、いわば携帯電話の先に自分専属のプライベート用秘書がいるという感覚だろう。

 人を使って手配するというと、アナログな方法でなんだか時代に逆行しているような気がするが、技術の進歩による自動化や省力化はたいてい“コスト削減”を目指してのことが多い。“誰か”に“何か”を手配してもらうというのは、ある意味とてもぜいたくなことなのだろう。

 さすが最高級携帯電話だけあり、外見だけでなくサービスも“ぜいたく”な携帯ブランド「VERTU」。乙女が手にすることは残念ながらないだろうが、いつか使ってる人くらい見てみたいものだ。

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