News 2001年1月11日 11:59 PM 更新

ウワサの「eHIIハウス」を見てきました(2)

リビングへどうぞ

 エントランスにはホームセイフティステーション「ベルーイ」の子機があり,CCDで来客を確認できる。

 エントランスで撮影した画像は,リビングのステーション本体で確認できる。音声や画像を携帯電話に転送する機能もあり,携帯を通じて「今帰るところだからちょっと待ってて」などと来客に伝えることも可能だ。携帯電話への転送機能は「技術的には問題ない。1〜2年のうちに製品化できるだろう」(同社説明員)という。

 リビングの中央に鎮座する50型PDP。ホームサーバが提供する各種サービスを利用するための「くらし情報端末」としても機能する。ところでこのPDP,2003年には普通の家庭でも買える値段になっているのだろうか。

 くらし情報端末各種。CF-E1ベースのPCをはじめ,PDAタイプ,携帯電話タイプなどがある。右端は「エコーネット端末」(10月6日の記事を参照)。エコーネットは,屋内の電灯線を使って照明やエアコンなどの白物家電をネットワークに繋ぎ,端末からコントロールするもの。メインネットワークを電灯線で構築し,USBやIEEE 1394,Bluetoothといった手段でサブネットワークを構成している。「将来的には,外部のメンテナンス機関(電気屋さんなど)とインターネット経由で連携し,修理を依頼することもできるようになる」(同社)。

 iモード版くらし情報端末。これが実現すれば,帰宅前に部屋の電灯を点けておいたり,エアコンを作動させて部屋を暖めたりといったことができる。

 50型PDPディスプレイの横にあったeプラットフォーム対応のSTB(セットトップボックス)。BSデジタルやCS放送に加え,インターネット接続にも対応する。40GバイトHDDを内蔵しており,Webデータを収納したり,TVを録画(HDTVなら5時間程度)したりといったことが可能だ。内蔵モデムは56Kbpsだが,将来的にはISDNや携帯電話などにも対応させる方針だという。

 松下では,夏頃には開発を終了させ,秋頃には出荷したい考え。なお,背面にはIEEE 1394ポートが2つ設けられていたが,著作権問題が解決されていないため「最初の製品に装備されるかは未定」(同社)とのこと。

 SDカードスロット付き電子レンジ。シャープのインターネット対応レンジと同じく,PCでダウンロードしたレシピをカード経由で取り込む。参考出展。

最初のページへ
リビングへどうぞ
プライベートルームで会議しよう
トイレでダイエット?
庭も車もハイテクです

前のページ1 2 3 4 5次のページ