News | 2001年5月9日 09:31 PM 更新 |
日本レジストリサービス(JPRS)が5月9日,汎用JPドメインの先願登録申請状況を明らかにした。先願登録申請は,商標登録などにかかわらず完全な先着順でドメイン名登録を受け付けるものだ。
5月7日正午にスタートした先願登録は,翌日の5月8日には1万件を突破するという人気ぶり。しかしながら,日本語ドメイン名の申請は約2300件と,優先,同時登録申請の場合に比べて減少している。優先登録では申請約7万件に対し,日本語ドメインの申請が約2万4000件,同時登録申請期間では約12万件に対し,日本語ドメインは約6万5000件だった。
“日本語.com”などの多言語ドメインは,IETF(Internet Engineering Task Force)で標準化が進められているが,実際の運用が開始されるのは来年にずれ込むもよう。昨年,日本語.comの申請が開始されたときは,レジストラのサイトにアクセスが殺到したが,ある情報筋は「汎用JPドメインでも日本語ドメインは注目されていたが,不透明な部分が多く,ユーザーが敬遠しはじめているのではないか」と見ている。
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