News | 2001年6月25日 11:09 PM 更新 |
米Transmetaは6月25日(現地時間),国内では先行発表されていた新型Crusoeプロセッサ「TM5800/5500」を正式発表した。TM5800/5500は.13μメートルプロセスで製造され, TM5800は512Kバイト,TM5500が256Kバイトの2次キャッシュを備える。なお,新型Crusoeの製造は,米IBMではなく,台湾のTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)が担当している(別記事参照)。
新型Crusoeのラインアップは,TM5800が800MHz,766MHz,733MHz,ならびに700MHzの4種類。TM5500は733MHz,667MHz,および600MHzの3種類となる。Transmetaによれば,1GHzで動作するTM5800が2002年前期に登場する計画だ。なお,新型Crusoeは近日中にリリースされる見通しで,1000個ロット時の価格は,TM5800/800MHzが198ドル,TM5500/667MHzが85ドルとなる。
x86用チップセットの命令セットを実行する「コードモーフィングソフトウェア」(CMS)は,「バージョン4.2」にアップグレード。DDR SDRAMをサポートしたほか,「消費電力が最大で20%削減され,パフォーマンスは最大で大50%アップ」(Transmeta)している。なおTransmetaによれば,CMSのバージョン4.2は,今後数ヶ月以内にメーカーの製品発表にあわせて出荷される予定だという。
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