News:ニュース速報 2002年10月31日 09:23 PM 更新

クレオ、ブロードバンド活用の「筆まめBB」をスタート


 クレオは、はがき作成ソフト「筆まめ」とブロードバンド環境を連携させた「筆まめBBサービス」を11月25日に開始する。季節に応じたイラストや文例などのコンテンツをダウンロードしたり、住所録データをPCや携帯電話、PDAから共有できる。


 利用には、筆まめシリーズの最新版「Ver.13」と同等の基本機能を持つ専用ソフト「筆まめBB」が必要。ネット上のイラストや文例、定型文などを利用してはがきを作成できるほか、郵便番号辞書や電子電話帳を最新の状態に保つことができる。新しい用紙に対応するなどした場合のソフトのバージョンアップも随時行われる。

 また筆まめBBで作成した住所録を他のPCやPDAで共有できる。会社で使用している住所録を自宅でも利用するといったことが可能だ。


 対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。専用ソフトはVer.13ユーザーには無料で配布し、2003年6月30日までは無料で利用できる。その後は1年間3600円で継続利用が可能。筆まめBB単体は1年間の使用権付きで7800円で販売。また「Outlook」やPalm/Pocket PC/Zaurusと住所録を同期させるためのオプションソフトを各1800円で販売する。それぞれ「Vector」でのダウンロード販売のみとなる。

 新サービスは同社が開発した「アドレスポート」システムで実現した。同システムはWeb上での住所録の共有・管理を行うもので、他ソフトとの連携に必要なコンテンツ・辞書の参照・配信機能、個人認証機能、プログラムのライブアップデート機能などを含む。住所録データ記述には標準規格「ContactXML」を採用。HTTP通信(暗号化含む)でデータ同期を行う。

 アドレスポートは8月から公開テストを開始。ソフトベンダー向けにSDKの配布も予定しており、CRMやSFA、グループウェアなどと連携した新ビジネスを開拓する。

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