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「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ」――産経新聞、Twitter上での「軽率な発言」を謝罪

「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ。これからが、産経新聞の真価を発揮するところ」――産経新聞社会部は、Twitterに書き込んだこんなつぶやきについて、「軽率な発言をした」とし、Twitterで謝罪した。

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 産経新聞社会部は8月31日、衆院選報道関連のつぶやきを更新していたTwitterアカウント「@SankeiShakaibu」で「軽率な発言をした」とし、Twitter上で謝罪した。

 同アカウントには31日朝、「産経新聞が初めての下野なう」「でも、民主党さんの思うとおりにはさせないぜ。これからが、産経新聞の真価を発揮するところ」というつぶやきが投稿された。同社報道の中立性に対する疑問を招きかねない内容だったため、フォロワーなどから批判が相次いだ。

 約半日後の同日夕方、同アカウントに「たくさんの厳しいご意見をいただきました。軽率な発言だったと反省しています。ご不快の念を抱かれた方には、お詫び申し上げます」という謝罪文が投稿された。

 その上で、「産経新聞は、保守系の『正論路線』を基調とする新聞です。発言は、新政権を担う民主党に対し、これまで自民党政権に対してもそうであったように、社会部として是々非々の立場でのぞみたいという意思表示のつもりでした」と釈明している。

 Twitterを使った選挙報道は、「新聞という媒体だけでは伝えられない臨場感や現場の記者の思いを伝えるための試み」だったとし、「これまで同様に客観的な事実に基づき、中立的な立場に立った上で、公正な報道をするよう、さらなる努力をしていきます」としている。

 産経新聞は1993年、テレビ朝日幹部が非自民政権の成立を目指す報道方針を明らかにした、とされるいわゆる「椿発言」を一面で報じ、新聞協会賞を受賞した。

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