ネットレイティングスが1月27日に発表した昨年12月のインターネット利用動向調査によると、「NAVER」のユニークユーザー(UU、家庭と職場からのアクセス)が“再上陸”から半年間で134万人に達した。ユーザーがまとめサイトを作れる新サービス「NAVERまとめ」への訪問者数が順調に伸びているため。
NAVERは日本向けサービスを2000年に始めたが、05年に撤退。昨年7月、日本市場向けのサービスを追加して再スタートした。
NAVERまとめは、特定のテーマに沿ったリンクや画像、動画を集約したまとめページをユーザーが作れるサービス。12月のUUのうち、NAVERまとめは月間84万7000UUと全体の6割を占めている。同サービスへの流入元の39.4%がGoogleで、39%がYahoo!JAPANと、ほかの検索エンジンからユーザーを獲得している。
一方、検索結果画面(search.naver.jp)のUUは21万と横ばいにとどまっている。
ネットレイティングスの鈴木成典シニアアナリストは、CGMの要素を取り入れ、ロボット検索との差別化を図ったNAVERまとめが人気を得たことが100万UUを上回った要因と分析。「独特のサービスで得られた支持をきっかけに、日本の検索市場でのシェア拡大が進むかもしれない」としている。
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