Google、Zagatの新レストランガイドアプリを米英で公開
Google傘下のレストランガイド企業ZagatがWebサイトを刷新し、無料のiOSおよびAndroidアプリを公開した(アプリはまずは米国および英国のみ)。Google+にログインせずにレーティングおよびレビューを閲覧できる。
米Google傘下のレストランガイド企業Zagatは7月29日(現地時間)、Webサイトを刷新し、無料のiOSおよびAndroidアプリを公開したと発表した。これまでは登録しないと閲覧できなかったレーティングとレビューを無料で利用できる。アプリは、まずは米国と英国のアプリストアで公開された。
Zagatは、2011年にGoogleに買収される前は、iPhoneアプリを有料(日本では850円)で販売していた。GoogleはZagatの買収後、ソーシャルサービスGoogle+に統合したGoogleプレイスのショップ情報ページにZagatのレーティングとレビューを統合し、無料のAdroidアプリを公開した(Androidアプリを利用するにはGoogle+へのログインが必要だった)。また、次期Web版および現在“ローリングアウト中”のモバイル版の新しいGoogle Mapsでも、Zagatの評価を見ることができる。
新Webサイトおよびモバイルアプリで現在チェックできるのは、米国のニューヨークやロサンゼルスなど8都市と、英国のロンドンのレストランおよびナイトスポットだけだ。向こう数カ月の間に、扱う都市を50に増やし、扱うジャンルもホテルやショップに拡大する計画という。Webサイト版では、9都市以外の既存のレーティングとレビューが、間もなく閲覧できるようになる見込みだ。
これまでは写真とレビューが中心だったが、新Webサイトには地元の“エキスパートエディター”による動画コンテンツやキュレーションしたリストなどが多数掲載されている。
Zagatは、最近は情報やユーザーによるレビューは豊富だが、正確な情報や信頼できる意見を見つけるのは難しいとし、Zagatのデジタル製品であれば氾濫する情報をとばして迅速に目的に合ったスポットを見つけられる、としている。
関連記事
- Android版Googleマップの大幅アップデートが順次適用中 iOS版も間もなく
- 位置情報サービス「Google Latitude」が8月9日に終了へ
- GoogleプレイスがGoogle+に統合 Zagat評価も追加
- Google、レストランガイドのZagatを買収 地域情報サービス強化が狙い
Googleはザガットサーベイの情報を検索やGoogleマップに統合し、地域情報サービスの強化を図る。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.