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公共図書館で電子書籍貸し出しへ KADOKAWA、紀伊國屋書店、講談社が新会社
学校・公立図書館向けの電子書籍貸出サービス提供を準備する新会社を、KADOKAWA、紀伊國屋書店、講談社が設立した。
KADOKAWA、紀伊國屋書店、講談社の3社は10月15日、学校・公立図書館向けの電子書籍貸出サービス提供の準備を始めるための合弁会社「株式会社日本電子図書館サービス」(略称:JDLS)を設立したと発表した。
新会社の資本金は3000万円。電子書籍貸出サービスの可能性についての調査や、各種事業インフラの構築、提供、運営の準備などを行う。
3社はこれまで、電子書籍時代の利用者の利便性向上や図書館関係者の運用支援、著作者への適正な利益配分などを行う業界共通プラットフォームの必要性などを議論してきたが、新会社を通じ、本格的な事業化に向けて準備するという。
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