Beats創業者、AppleのWWDCに登壇か──Billboard報道
Appleが6月に開催するWWDCに、Beats創業者のドクター・ドレとジミー・アイヴォン氏がAppleの幹部として登壇する可能性があるとBillboardが報じた。
米Appleが、うわさされている米Beats Electonicsの買収を今週中にも発表し、Beatsの共同創業者が6月に開催の開発者会議「WWDC 2014」に登壇する可能性があると、米Billboardが5月12日(現地時間)、この件に詳しい筋の情報として報じた。
AppleによるBeats買収については、米Financial Timesが8日に報じた。同紙によると、買収総額は約32億ドルに上るという。
Beats Electronicsは2008年にアーティストのドクター・ドレがInterscope Geffen A&M Recordsのジミー・アイヴォン氏とともに立ち上げた音楽企業。同社のCEOを務めるアイヴォン氏はUniversal Music Group傘下の音楽レーベルInterscope Geffen A&M Recordsの会長でもある。同氏は音楽業界でレコードエンジニア、プロデューサーとしての40年以上のキャリアを持ち、同氏が立ち上げたInterscopeにはドクター・ドレの他、U2、レディー・ガガ、エミネムなどの人気アーティストが所属する。
複数の米報道によると、ドクター・ドレとアイヴォン氏はAppleの上級幹部に迎えられるという。アイヴォン氏はAppleで音楽レーベル対応の担当幹部になるとみられている。
Appleはオンライン音楽販売サービス(iTunes Store)では先駆的存在だが、サブスクリプション製のストリーミングサービスでは米Spotifyなどに後れを取った。
同社は昨年のWWDCで音楽ストリーミングサービス「iTunes Radio」を発表している。
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