アナログシーケンサーをモダンに蘇らせたKORG「SQ-1」登場
KORGからステップシーケンサー「SQ-1」が登場。MS-20の相棒SQ-10の現代版として、さまざまな機器をコントロールできる。
KORGが1978年に発売したアナログシンセサイザーMS-20を「MS-20 mini」として復活させたとき、「同時発売されていたシーケンサーのSQ-10は出さないのか?」という要望が寄せられていた。その願いがかなった。それが「SQ-1」だ。
SQ-10は12ステップを3チャンネル備え、最大で24ステップのシーケンスをノブで操作できるアナログシーケンサーで、当時は6万4800円だった。KORGが1月下旬に発売予定のSQ-1はその「現代仕様版」という位置付け。
8ステップ×2チャンネルとステップ数では劣るが、1万円前後と安価で、MS-20をはじめとするアナログシンセをコントロールできるCV/GATE、MIDI OUT、volcaやmonotribe向けのSYNC IN/OUT、そしてlittleBits Synth Kitのコントロールも可能となっている。単三形乾電池×2本またはUSBバスパワーで動作する。
SQ-1にはノブの下にそれぞれボタンを備えており、これで発音のオン・オフしたりステップを飛ばしたりといった変則的な使い方をすることもできるため、volcaのような即興性にあふれた演奏も可能。シーケンサーとしては、2チャンネル分をまとめて16ステップにしたり、ランダムに発音させたりとさまざまなモードが用意されている。
なお、ノブの値はそのままの音程で出すことは当然ながら、一番近い音程を発音させることもできる。その音程は、メジャー、マイナー、クロマチックに設定可能だ。
KORGはMS-20から鍵盤部分を取り去った、MS-50を彷彿させる組み立てキット「MS-20M Kit」と「SQ-1」とのセットも1月下旬に10万円前後で発売する予定だ。
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