ニュース
ALSOKが「悪意あるドローン」対策 センサーで検知、リスク判定して対応
ALSOKが「悪意あるドローン」によるリスクを低減するサービスを開始。センサーなどを活用してドローンを監視。警備員が対策を行う。
ALSOKは5月14日、悪意あるドローンによるリスクに備えるサービスを始めると発表した。商業ビルや大規模イベントなど広い空間や雑踏を警備するサービス「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント」に、ドローン監視・対策を盛り込む。
音響センサー、画像センサーなどを組み合わせ、警戒領域へのドローンの侵入を検知・識別。コントロールセンターで音紋データベースとのマッチングや画像確認による機体識別などを行ってリスクを分析し、関係者・関係機関に通報する。ウェアラブルカメラなどIT機器を装備した警備員「ALSOKハイパーセキュリティガード」に対応を指示し、リスクに応じた対応を行う。
同社は昨年10月に、空撮分野以外で国内初となるドローン利用による商用サービスとして、空からメガソーラー発電施設を見守るサービスを始めるなど、ドローン活用を進めてきた。国内でドローン落下事件が起きたり、ドローンによる盗撮や嫌がらせなど“悪玉”ドローンのリスクが議論される中、ドローン対策の新サービスを開発した。
関連記事
- 総務省、ドローン撮影映像のネット公開に注意喚起 「プライバシー・肖像権侵害の可能性」
「ドローン」で撮影した映像を映り込んだ人の同意なくネット公開すると、プライバシーや肖像権を侵害するおそれがあるとし、総務省が注意を呼び掛けた。 - 総務省、ドローン撮影映像のネット公開に注意喚起 「プライバシー・肖像権侵害の可能性」
「ドローン」で撮影した映像を映り込んだ人の同意なくネット公開すると、プライバシーや肖像権を侵害するおそれがあるとし、総務省が注意を呼び掛けた。 - 「読ませる」──官邸ドローン事件・容疑者が描いた漫画「ハローワーカー」に注目集まる 失業や高齢化テーマ
首相官邸ドローン事件の容疑者が描いたとみられる漫画に注目が集まっている。少子高齢化や失業をテーマにした短編2本で、「うまい」「読ませる」などの感想が寄せられている。 - 「帰宅後ニュースを見るが報道ない」「警備も無能で悲しい」 首相官邸ドローン事件、容疑者「官邸サンタ」ブログに経緯
首相官邸でドローンが見つかった事件で威力業務妨害の疑いで逮捕された男(40)のものとみられるブログでは、「官邸サンタ」を名乗りドローンを飛ばした4月9日のことや、事件が発覚した後のことなどを記している。 - TOKYO MXのドローン、英国大使館に落下 操作中、強風にあおられ
TOKYO MXが敷地内で操作していたドローンを見失った。機体はその後、約100メートル先の英国大使館敷地内で見つかったという。 - DJIのドローン、首相官邸と皇居周辺は飛行禁止に設定
首相官邸でドローンが見つかった事件を受け、ドローンメーカーのDJIは同社製ドローンが首相官邸と皇居周辺を飛行できないよう設定する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.