「Windows 10」端末が2億台を突破、とMicrosoftが発表
Microsoftは、2015年7月29日にリリースした「Windows 10」の月間稼働端末が2億台を超え、これはWindows史上最速だと発表した。
米Microsoftは1月4日(現地時間)、2015年7月29日にリリースした「Windows 10」の月間稼働端末(monthly active devices)が2億台を超えたと発表した。
同社によると、Windows 10の普及速度は、「Windows 7」よりおよそ140%、「Windows 8」よりおよそ400%速く、Windows史上最速という。これまで同社が発表したWindows 10稼働端末数は、リリース24時間後の1400万台、リリース4週間後の7500万台、2カ月後の1億1000万台。
なお、Windows 10はこれまでのWindowsとは異なり、PCとタブレットだけでなく、Xbox One、Windows Phone、IoT(モノのインターネット)にもインストールされる。2億台という数字は、これらの非PC端末も含む。
同社のWindows and Devices Group担当上級副社長、テリー・マイヤーソン氏は昨年10月、Windows 7およびWindows 8.1からWindows 10へのアップグレードプロセスを、2016年初頭から「推奨される更新プログラム」に“格上げ”すると予告した。これにより、Windows 10稼働端末はさらに増えそうだ。
米分析会社Net Applicationsが毎月発表している世界OS市場のバージョン別シェアでは、2015年12月のWindows 10のシェアはWindows 7(55.68%)、Windows XP(10.93%)、Windows 8.1(10.30%)に次ぐ4位(9.96%)だ。
シェアの推移を見ると、Windows 10の普及スピードは徐々に減速しているものの、2016年1月にはWindows XPとWindows 8.1を超えそうではある。
Microsoftは、「Windows 10端末を2〜3年以内に10億台にする」という目標を掲げている。
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