“ただ歩くだけ”を卒業したい人へ 「PULSENSE PS-600」を使うと何が変わる?(1/2 ページ)
エプソンの活動量計「PULSENSE」シリーズに新モデル「PS-600」が登場した。腕時計っぽい円形の大きなディスプレイを採用し、容量の大きなバッテリーを搭載した点が大きな進化点。
2014年11月にエプソンから活動量計「PULSENSE」シリーズが登場して1年強。脈拍センサーを搭載して人気を博した「PS-500」の上位モデル「PS-600」が発表された。このたびいち早くPS-600Cを試用する機会を得たので、その特長やPS-500からの進化ポイントを紹介する。
人気のPS-500が、さらに性能アップしてPS-600に
PS-600は、加速度センサーと2つの高精度脈拍センサーを搭載し、歩数や消費カロリー、睡眠といった活動のみならず、こころのバランス状態や運動強度に応じた心拍ゾーンなどを、より高い精度で計測することができる活動量計だ。
大型の円形ディスプレイを備えており、現在の脈拍数は時刻を見る感覚で常に確認できるし、心拍ゾーン(運動強度)も液晶画面のカーブを利用したサークルメーターで一目瞭然。これにより、自分の日常的な活動の詳細を常に把握し、日々の健康生活の向上に生かせる製品となっている。
防水性能は5気圧。脈拍センサーを常時稼働させながら、活動量計としてなら5日間の連続計測が可能だ。計測結果はスマートフォンと接続し、アプリ「PULSENSE View」を使って確認できるほか、アップロード用アプリケーション「PS Uploader」とWeb アプリケーション「PULSENSE View」を使えば、USB有線接続によりPCでも利用できる。また、通知機能も備えており、スマートフォンの着信、メール、スケジュールなどを本体画面に通知できるため、スマートウォッチ的な使い方もできる。このほか、眠りの浅いタイミングで起こしてくれる起床アラーム機能もある。
このPS-600で特にチェックしてほしいポイントは、デザイン、画面表示、バッテリー持ち、脈拍センサーの数とワークアウトモードの5つだ。
まるでユニセックスなスポーツウォッチ
PS-500が四角いディスプレイを搭載していたのに対して、PS-600はスポーツウォッチ風のデザインに仕上げてきたところが、まずはわかりやすい大きな特長だろう。「それなに? 時計?」という感じだったのが、誰がみても違和感のない腕時計型デザインになったことで、よりスーツなどにあわせやすくなっているのではないだろうか。
違和感のないデザインに自然なフィット感で使用感は上々である。派手さはないが、時計らしい表示なのでむしろ見やすく、脈拍数が自然に目に飛び込んでくる。カラーは「エナジャイズドブラック」と「エナジャイズドカッパー」の2色がある。また、画面背景を黒か白に変更できるのもうれしい。「WristableGPS」に用意された白系のモデルがPULSENSEにもあれば、女性でも大ぶりの時計としてデニムなどに合わせやすそうだ。
リストバンドはPS-500同様にメッシュ加工が施してあり、蒸れにくさと装着しやすさを両立している。特にPS-600は穴を閉じた部分を作ることで、いつも止めている場所がどこかを把握しやすくしている。
ベゼルの周辺には表示切替や設定のためのボタンを備えているが、これも2つから4つに増えた。同時に、表示内容も大きく増えている。右下のボタンを押すと、現在の心拍ゾーンと、その日のエクササイズ、消費カロリー、歩数と移動距離、睡眠時間(合計/深い/浅い)、こころバランス(エキサイト/リラックス)を順に表示する。さらに右上の「TREND」と書かれたボタンは、その日の活動の達成率と、エクササイズ、消費カロリー、歩数、睡眠、こころバランスに関する1週間分の状況をグラフで見られるようになった。つまり、スマートフォンと同期しなくても、過去1週間分なら手首だけで動向をチェックできるのだ。
ただ、ボタンが2つから4つに増えて操作が複雑になった感はある。慣れてしまえばたいしたことはないのだが、メニューの移動と確定をそれぞれ別に押さなくてはならない。最初の頃は自分が見たい画面、もっといえば、時計付きの表示に戻すにはどうしたらいいのか、といった部分で戸惑うかもしれない。とはいえ、この点は「右下の一番大きなボタンを長押しさえすれば、時刻表示に戻れる」と覚えておけば解決するので、さほど大きな問題ではない。
ワークアウト、活動量計、時計の3モード搭載
表示はモノクロだが、解像度がややアップしているようだ。PS-500は青とオレンジのLEDで心拍ゾーンを表示していたのに対して、PS-600はベゼルのふちの7つのメーターで表示されるように変わった。画面タップで点灯していたバックライトはボタン押下に変更されている。夜間のウォーキング中、LEDや画面タップによるバックライト点灯は便利だっただけに、この変化は好みが分かれそうな気がする。
PS-600ではデバイスの動作モードそのものを、トレーニングの開始から終了までを計測する「ワークアウト」、日常的に利用できる「活動量計」、脈拍を計測しない「時計」の3つから選べるようになった。
提供:エプソン販売株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ヘルスケア編集部/掲載内容有効期限:2016年2月16日
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