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「飲むペースが速い」「そろそろ水を飲もう」 IoTで“飲み過ぎ”防ぐ「TISPY」
呼気中のアルコール濃度を測定したデータを蓄積し、飲み過ぎないようにアドバイスするIoTデバイス「TISPY」が、クラウドファンディングサイトに登場した。
東芝は3月25日、呼気中のアルコール濃度を測定し、飲み過ぎる前に“切り上げ時”を教えてくれるIoT(Internet of Things)デバイス「TISPY」の先行予約販売をクラウドファンディングサイト「Makuake」で始めた。割引価格は8100円(税込)から。
飲酒時にTISPYに息を吹きかけると、呼気中のアルコール濃度を測定。20〜30分に1回のペースで測定していけば、現在の酔い具合などが分かる仕組みだ。飲んだ翌日に「二日酔いになったかどうか」を入力すると、そのデータも合わせてSDメモリーカードに蓄積。ユーザーの体質を学習して「いつもより飲むペースが速いよ」「そろそろ水を飲んだほうがよいよ」といった的確なアドバイスをするという。
アドバイスは、本体中央に搭載した有機ELディスプレイに表示。飲み終わった後に、酔いがさめるまでの予測時刻を表示する「酔いさめ予測タイマー」機能も備えている。
同社の無線LAN搭載SDメモリーカード「FlashAir」を挿入すれば、スマートフォンアプリにデータをワイヤレス転送することもできる。アプリでは、過去のデータを基に「休肝日」を設定したり、酔いさめ予測タイマーの詳細版を見たりできる。
キャップ部分を除いたサイズは70(幅)×70(高さ)×18(厚さ)ミリ。重さは約100グラム。カラーはブラックのみ。
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