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発火事故相次ぎ生産終了の「GALAXY Note 7」、VR HMD「Gear VR」も非対応に
発火事故が相次いでいるSamsung製スマートフォン「GALAXY Note 7」が、「Gear VR」の対応機種から削除された。
米Oculus VRはこのほど、韓国Samsung Electronics製スマートフォン向けVR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)「Gear VR」の対応機種から、世界中で発火事故が相次いでいる「GALAXY Note 7」を削除した。今後、対応機種に復帰するかは未定。
GALAXY Note 7は、Samsungが製造するAndroidスマートフォン。8月に発売したが、世界中で本体が発火したり爆発したりする事故が多発。リコール実施後も改善がみられず、生産中止と永続的な販売終了がアナウンスされている。
OculusのGear VR公式サイト上には、「お客様の安全が最優先です。Oculusのサポート製品から、GALAXY Note 7全モデルを削除しました。追って通知があるまでGear VRとの互換性はありません。詳細はSamsungのWebサイトか、直接Samsungにお問い合わせください」という一文が追加され、対応モデル一覧から削除されている。
米ブログメディアのandroidcentralによれば、Oculusアプリのアップデート後にGear VRへGALAXY Note 7を接続すると、同様の一文が表示されて使用できなくなっているという。
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