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Google、位置情報付き画像共有サービス「Panoramio」を11月4日に終了へ
2005年にスタートし、2007年にGoogle傘下でサービスを提供してきた位置情報付き画像共有サービス「Panoramio」が11月4日の終了する。
米Googleが、画像共有サービス「Panoramio」を11月4日に閉鎖するとヘルプページで告知した。
Panoramioは、Googleが2007年に買収したスペインの同名企業による画像共有サービス。写真をGoogle EarthやGoogle Mapsの位置設定と関連付けて管理するのが特徴だ。Panoramioにアップロードした写真は、Googleによる審査の後、GoogleマップやGoogle Earthに表示される。約1億以上のPanoramioユーザーの写真がGoogleマップに表示されている。
Googleは2014年にPanoramioのGoogleマップへの統合・終了を決定したが、Panoramioコミュニティーからの強い反対があり、延期していた。
11月4日に、新規加入と、新規の写真アップロードができなくなる。既存ユーザーは2017年11月までの1年間はアップロード済みの写真にアクセスできるので、それまでに必要な写真のエクスポートやダウンロードをしておくようGoogleはユーザーに呼び掛けている。ユーザーはGoogle Albumに写真を移行できる。また、Googleマップ経由で共有することも可能だ。
移行やダウンロードの方法についての詳細は、FAQページを参照されたい。
Googleは、Googleマップに写真を掲載する方法として、「ローカルガイド」プログラムへの参加を勧めている。
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