「G Suite」(旧Google Apps for Work)にSlack連係など5つの新機能
Googleが、9月に「Google Apps for Work」から「G Suite」に名称変更したプロダクティビティスイートに自然言語処理やニューラルネットワーク技術を採用した4つの新機能と、Slackとの連係機能を発表した。
米Googleは10月19日(現地時間)、9月に「Google Apps for Work」から「G Suite」に名称変更した同社のプロダクティビティスイートに5つの新機能を追加したと発表した。
自然言語処理(NLP)による「アクション アイテム」サジェスト(英語のみ)
「アクション アイテム」は、共同編集中の「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」でコメントを使ってプロジェクト参加メンバーにタスクを割り当てる(=アサインする)機能。コメント内に@をつけた相手のメールアドレスを入れて指示を出せば、アクション アイテムを割り当てた相手にメールが届く。
英語版の新機能として、文書内に「ToDo: ライアンがプレゼンを完成させる」などと入力すると、自然言語処理(NLP)技術によってアプリがこれをアクション アイテムだと判断し、アクション アイテムとして相手(この場合はライアン)に指示を送るかどうか提案してくるようになった。
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アサインされたファイルにバッジ表示
自分がアサインされたファイル(ドキュメント、スプレッドシート、スライド)に、アサインされたと分かるバッジが表示されるようになった。また、未完了の提案があるファイルにもバッジが表示される。
フォーム(アンケート)作成でニューラルネットワークが質問や選択肢を予測・提案
「Googleフォーム」は、スプレッドシートで作れるアンケートシート。新機能では、フォームで質問を入力すると、ニューラルネットワーク技術で質問の種類を予測したり、解答の選択肢を提案してくるようになった。例えば、「来週何曜日が都合がいいですか?」と入力すると、月曜〜日曜が選択肢として表示される(土曜日と日曜日を選択肢から削除することもできる)。「Tシャツのサイズ」と入力しただけで、「XS」〜「XLL」までのサイズが選択肢として並ぶ。
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音声入力に文字色変更などのコマンド機能追加(英語のみ)
2月に追加された音声によるテキスト編集機能に、文字色変更、単語削除、リンクやコメントの追加などの機能が追加された。英語のみの対応だが、英語入力に切り替えれば日本語のドキュメントでも音声命令できる。
Slack内でG Suiteの新規文書作成が可能に
Slackに、Slackのアプリディレクトリで公開されている「Google Drive」を追加しておくと、投稿欄の左端にある[+]をクリックすることで、Slackを離れずにG Suiteの新規文書を作成できる。ここで作成した文書はチャンネル内で共有される。また、既存ファイルをアップロードすることも可能だ。ここでアップロードした文書も、チャンネル内で共有される。
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