Kodak、銀塩カメラ風Android端末「EKTRA」を449ポンドで発売へ
Kodakが、1941年発売の銀塩カメラを模したAndroidスマートフォン「KODAK EKTRA」を年内に欧州で発売する。メインカメラが2100万画素、フロントカメラも1300万画素で、オリジナルの高度な撮影アプリを備える。
米Kodakは10月20日(現地時間)、1941年発売の銀塩カメラブランドを冠したAndroid端末「KODAK EKTRA」を発表した。2100万画素/1300万画素のカメラを登載する“写真家のために設計した”スマートフォンという。
昨年1月に発表した「Kodak IM5」と同様に、製造はCatブランドの端末などを手掛ける英Bullitt Groupが製造する。
オリジナルのEKTRAは、当時としては最先端の35ミリのレンジファインダーカメラだった(後に同じブランドで廉価版のポケットカメラも出している)。
KODAK EKTRAのメインカメラのレンズは銀塩カメラのようにやや出っ張っており、背面はオリジナルのボディような黒い皮シボ加工風のテキスチャだ。カメラのように横に構えた時に持ちやすいように、端末の背面下部がグリップ状になっている。
独自のカメラアプリにはSLRスタイルのシーン選択ダイヤルを備え、HDR、ランドスケープ、ポートレート、スポーツ、夜景、パノラマ、ボケなどのモードを選択できる。往年の人気フィルム「Super 8」の名称を持つ動画アプリで4K動画も撮影できる。
主なスペックは、OSはAndroid 6.0 MarshmallowでプロセッサはHelio X-20(10コア)、RAMは3GB、ストレージは32GBでmicroSDスロットを備える。バッテリーは3000mAh。ディスプレイは5型(1920×1080)で、ポートはUSB Type-C、3.5ミリのオーディオジャックも備える。
価格は449ポンド(約5万8000円)で、年内に欧州で発売の予定だ。
変更履歴:当初、バッテリー容量が300mAhになっておりましたが3000mAhの誤りです。お詫びして訂正いたします。[2016/10/21 20:00]
関連記事
- Kodakブランドのお手ごろAndroidスマートフォン「IM5」登場
背面に「Kodak」のブランドロゴのついた5インチのAndroidスマートフォンをKodakが発表した。欧州では229ユーロ(約3万2000円)で発売される。 - Kodak、破産脱却し、企業向けイメージング企業として再出発
2012年に破産法適用を申請したKodakが、消費者向け事業の売却や終了を経て、デジタルプリンティングやタッチスクリーンセンサーにフォーカスするイメージング企業として再生する。 - Kodak、一般向けプリンタ事業からも撤退へ
経営再建中のEastman Kodakが、デジタルカメラに続き、一般向けインクジェットプリンタ事業からも撤退すると発表した。今後は顧客向けインク販売のみ継続する。 - Leica、高級インスタントカメラ「SOFORT」を3万4560円で11月に発売へ
高級カメラで知られるLeica Cameraが、インスタントカメラ「Leica SOFORT」を11月に日本を含む各国で発売する。販売価格は税込みで3万4560円で、オレンジ、ホワイト、ミントの3色。オリジナルフィルムの他、富士フイルムの「チェキ」のフィルムも使える。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.