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Twitter、6秒動画のVineを終了へ
Twitterが9%の人員削減を発表した後、傘下のVineがサービス終了を発表した。当面はアクセスできるが、今後エクスポート方法などが告知される見込みだ。
米Twitter傘下の動画投稿サービスVineは10月27日(現地時間)、向こう数カ月中に「モバイルアプリを終了する」と発表した。つまり、サービスを終了する。
Twitterは同日、業績発表の際、全社従業員の9%を削減するリストラを発表した。本稿執筆現在、Twitterからは特に発表はない。
VineのWebサイトは当面は存続する。ユーザーは投稿をダウンロードできる。「アプリあるいはWebサイトに何か変更を加える場合は、告知する」としている。「正しい方法でサービスを終了できるようクリエイター達と密接に連係していく」という。
Twitterは2012年10月にまだサービスを開始していなかったVineを買収し、2013年1月にTwitterの“公式動画投稿アプリ”として公開した。同年11月には日本語化され、Vineの投稿で人気を獲得するユーザーが多数登場した。
インフルエンサーマーケティング企業のMarkerlyによると、2016年1月の時点で、Vineのトップクリエイター(1万5000人以上のフォロワーのいるユーザー)の52%がVineから離脱したという。そうしたクリエイターは、Vineよりも表現方法の多いSnapchatやYouTubeに流れたとしている。
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