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ザッカーバーグCEO、「大統領選の結果はFacebookのせい」に反論

米大統領選の結果が大方の予想を裏切り、ドナルド・トランプ氏が当選したことの一因は、Facebook上の虚偽の情報のせいだとする一部の批判に対し、マーク・ザッカーバーグCEOが反論した。

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 「米国民は自分の経験に基いて投票先を決めた」──。米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは11月10日(現地時間)、技術系カンファレンス「Techonomy 2016」に登壇し、今回の米大統領選にFacebookが与えたとされる影響などについて語った。

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Techonomyに登壇したマーク・ザッカーバーグCEO

 米大統領選では、民主党のヒラリー・クリントン氏が勝つという大方の予想を裏切り、共和党のドナルド・トランプ氏が勝利を収めた。

 この結果にはFacebookのニュースフィード上に表示された虚偽の情報や偏った投稿が大きく影響したという批判がある。

 ザッカーバーグ氏は「個人的に、Facebook上の虚偽のニュースが選挙に影響したという考えは非常にクレイジーだと思う」と語った。「虚偽のニュースを見たことだけを理由に人が誰かに投票するという主張には共感できない」とし、虚偽のニュースが表示されていたとしても、それがなぜ一方についてだけだと思うのか、と疑問を呈した。

 Facebookは虚偽の情報が表示されてしまった事自体は認めており、改善に努めるとしている。

 また、ニュースフィードの個々のユーザーへの最適化により、ユーザーが気に入っている考え方の投稿しか表示されないようになるのではないかという質問に「それについては研究している。非常に重要な問題だと認識しており、人々が情報のダイバーシティを保てるよう、努力している」と語った。

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娘と開票結果を見守るザッカーバーグ氏

 「われわれの目標は、人々にとって最も意味があり、興味深いコンテンツを表示することだ」と同氏は語った。

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