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SoundCloud、“独立性を保つため”従業員の40%をレイオフ
Spotifyによる買収のうわさもあった老舗音楽共有サービスのSoundCloudが、独立性を保つため従業員の40%に当たる173人をレイオフすると発表した。
独音楽共有サービスのSoundCloudは7月6日(現地時間)、173人の従業員のレイオフと、ロンドンとサンフランシスコのオフィスの閉鎖を発表した。企業としての独立性を保つためとしている。
米Bloombergによると、非公開企業である同社の従業員総数は420人。つまり、従業員の約4割をレイオフすることになる。オフィスはベルリンとニューヨークの2カ所だけになる。
SoundCloudは、2007年9月にスウェーデンのストックホルム在住のアレクサンダー・ユング現CEOとエリック・ウァルフォース現CTOが立ち上げた音楽共有サービス。音楽をアップロードして公開でき、プロのアーティストも多数参加している。音楽の再生は無料で、アップロードするユーザー向けには無料サービスと、月額7ドル/15ドルの有料サービスを提供している。2014年から広告も掲載している。日本を含む190カ国以上で利用できる。
同社は過去に、米Twitterから買収を打診された他、最近ではスウェーデンSpotifyが買収を検討しているといううわさがあった。
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