国内最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ2017」(千葉・幕張メッセ)が9月21日に開幕した。「さあ、現実を超えた体験へ。」をテーマに掲げる今年は、VR(仮想現実)に加え、AR(拡張現実)、MR(複合現実)関連の出展にも注目が集まる。出展社数は609企業・団体(昨年は614)で、国内企業の出展は292社と過去最多。
「東京ゲームショウ2017」の記事一覧
- “カノジョ”と会える「ラブプラスVR」に長蛇の列
- イケメンキャラとの甘い時間を独り占め “挙式VR”がすごかった
- 「電話番号教えて」「え、ケンカ番長?」 日大生が作った“ボケるAI”
- アイドルが耳元でささやくVR「透明少女」に思わず赤面 シャンプーの香りも漂う
- 「ナマコ」のむにむにざらざらを再現した触覚VR アダルト参入も「慎重に検討」
- 360度スピンするVRマシン「GYRO VR」登場(動画あり)
- ドラゴンの炎でゲームコントローラーが熱く 「温度」「痛み」再現するデバイス
- ラーメンやギョーザのニオイ再現 空腹誘う“嗅覚VR”
出展タイトル数は1317で、そのうちVR分野が117を占める。ソニーは昨年に引き続き「PlayStation VR」のゲームソフトを遊べるブースを出展。「The Elder Scrolls V: Skyrim VR」(米国などで11月発売)や「グランツーリスモSPORT」(日本で10月発売)などの新作を披露している。コナミデジタルエンタテインメントは、今冬リリース予定のスマートフォンゲーム「ラブプラスEVERY」のVR体験イベントを行うなど、各社がVRコンテンツを用意している。
一方、昨年新設した「VRコーナー」は「VR/ARコーナー」に改称。VR映像と一緒に香りを体験できるデバイス(VAQSO)など、“体感型”のゲームタイトルの出展も目立つ。また、MRプラットフォーム「Windows Mixed Reality」に対応したヘッドマウントディスプレイを装着できるブースも登場している。
一般公開日(23、24日)には、コンピュータゲームの腕を競い合う「eスポーツ」の大会「e-Sports X」(イースポーツクロス)を開催。2カ所の特設ステージにそれぞれ500の客席を設け、世界のトッププレイヤーが熱戦を繰り広げるという。「日本でのeスポーツの本格普及に弾みをつける」としている。
関連記事
- VR(仮想現実)から本物のコンパニオンまで――写真で見る「東京ゲームショウ2016」
東京ゲームショウ2016の前半戦・ビジネスデイが終了。VR関連の製品・タイトル展示からコンパニオンまで、熱気あふれる会場の模様をレポート。 - “Xperia風呂”再び 水着女性2人が入浴、防水性能をアピール 「社内でも好評」
水着姿の女性が風呂に入りながらスマートフォン「Xperia」の防水性能をアピールするブースが、1年ぶりに東京ゲームショウに登場。 - 東京ゲームショウ2016、総来場者数は過去最多27万人
東京ゲームショウ2016が9月18日に閉幕。VR関連の出展に注目が集まり、4日間の総来場者数は過去最多の27万1224人を記録した。 - 日本人選手が派遣できない eスポーツが“メダル種目”になるも……協会が抱える課題
eスポーツが、2022年のアジア競技大会のメダル種目に。だが、日本人選手を大会に派遣するには「越えなければならないハードルがある」。日本eスポーツ協会に聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.