「想定数をすでに超えた」──Acer、Windows Mixed Reality対応HMDを日本で予約スタート 価格は4万円、8月出荷目指す:#decode17
開発者イベント「de:code 2017」の会場には、実機も展示している。
日本エイサー(Acer)は5月23日、Windows Mixed Reality対応HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の予約受け付けを直販ページでスタートした。開発者向けのデベロッパーエディションで、価格は4万円(税込)。8月中の出荷を目指すという。
「Acer Windows Mixed Reality Headset デベロッパーエディション」は、Windows 10のMR(複合現実)プラットフォーム「Windows Mixed Reality」(旧「Windows Holographic」)を利用できるHMD。
スタンドアロンで動く米MicrosoftのMR HMD「HoloLens」とは異なり、Windows 10が動作するPCと、USB 3.0とHDMIで有線接続して使うのが特徴。位置トラッキング用のセンサーカメラを内蔵し、部屋にセンサーを設置しなくても、単体で空間を認識してコンテンツに反映できる。
Acerの他にサードパーティー製のデバイス投入を予告しているメーカーは、米HP、米Dell、中国Lenovo、台湾ASUSなど。
都内で開催中の開発者向けイベント「de:code 2017」(23〜24日)では、Acerと米HP、未発表の中国3Glassesが対応デバイスを展示中。いずれも電源を入れることはできないが、手に取って自由に装着感を試せた。
AcerのMR HMDを実際に装着したところ、手触りや質感はそれほど高くないが、約350gという比較的軽量な本体が装着感を向上させている印象だ。長時間の装着でも負担を減らせそう。残念ながら実際に電源を入れて試すことはできなかった。
展示ブースにいた日本マイクロソフトのスタッフによれば、予約をスタートしたAcerのMR HMDは既に想定していた予約数を超えているという。直販サイトでは「8月31日以降の出荷」と表示されているが、米国にあわせて日本でも8月中に出荷できるように全力を尽くすという。
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