MicrosoftのMR技術採用のAcer製HMD、まずは開発者向けに3月出荷開始
MicrosoftのMR(複合現実)プラットフォーム採用のサードパーティーHMD第一弾がAcerから3月に、まずは開発者向けに提供開始される。MicrosoftのMRは、2018年にはWindows PCだけでなく、Xbox Oneでも使えるようになる見込みだ。
米Microsoftは3月1日(現地時間)、ゲーム開発者向けカンファレンスGame Developers Conference(GDC)で、同社のMR(複合現実)プラットフォーム「Windows Mixed Reality」(旧「Windows Holographic」)採用の台湾Acer製HMDを発表した。GDCのMicrosoftのセッションに参加した開発者に、SDKとともにこのHMDを提供する。
Microsoftは昨年10月、Acerの他、米HP、米Dell、中国Lenovo、台湾ASUSなどがパートナーとして同プラットフォームをベースとするMR HMDを年内に発売すると発表した。
Acerの新HMDの一般販売の予定や価格は発表されていないが、Microsoft純製の「HoloLens」よりは安価になる見込みだ。HoloLensの日本での販売価格は税込33万3800円だ。
AcerのHMDの主なスペックは以下の通り。Windows 10搭載PCと接続すれば、追加のセンサーなどは必要ない。
- 2つの液晶ディスプレイの解像度:1440×1440ピクセル
- ディスプレイのリフレッシュ速度:最高90Hz
- オーディオ出力内蔵で、3.5ミリヘッドフォンジャック付き
- HDMI 2.0とUSB 3.0ポート付き
GDCに参加していない開発者でも、Windows Mixed Realityに興味があればプログラムにサインアップできる。
Microsoftはまた、2018年にはMRを「Project Scorpio」を含むXbox Oneでも利用できるようにすると発表した。具体的なハードウェアなどについては触れていない。
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