フライトレーダー24、羽田の異常接近データを公開 最接近時の垂直間隔は約30メートル(1/2 ページ)

 航空機追跡サイト「Flightradar24」(フライトレーダー24)は8月4日、羽田空港で同日早朝に起きた航空機同士の異常接近(ニアミス)について、両機が最も近づいたときの距離を公式Xアカウントで公開した。全日本空輸(ANA)機と国土交通省の飛行検査機は、水平方向に約0.776マイル(約1.25km)、高度差は約100フィート(約30m)だった。

Flightradar24の公式Xアカウントの投稿より

 フライトレーダー24が公開したのは、機体が電波で自らの位置を発信する「ADS-B」(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)のデータ。ANA機は航空機衝突防止装置(TCAS)が回避を指示する警報を受けて上昇し、着陸をやり直したとしている。

Flightradar24が公開したANA968便と飛行検査機の航跡。実際の位置とは誤差がある場合がある

 共同通信などによると、異常接近が起きたのは4日午前6時ごろ。上海発羽田行きのANA968便(ボーイング767型機)がC滑走路に向けて降下中にTCASが作動し、パイロットがシステムの指示に従って機体を上昇させた。同便は東京湾上空を旋回した後、定刻から25分遅れの午前6時10分に着陸。乗客乗員197人にけがはなかった。

 接近したもう一方の飛行検査機は、空港の無線施設や灯火が正常に動いているかを上空から確かめるために国交省が運用する航空機だ。愛称は「ドクターホワイト」。航空専門紙のAviation Wireによると、今回飛んでいたのはセスナのサイテーションCJ4(登録記号JA010G)だった。

ANAの旅客機。今回の事案に関わった機体ではない

 X上では事案の直後から、管制官と両機のやりとりを録音したとされる音声や、2機の航跡を並べた画像も拡散。航空ファンの間で話題になっていた。

 国交省によると、飛行検査機はD滑走路を離陸した後に旋回し、ANA機が降下する経路を横切るように飛んでいた。検査機のTCASは作動しておらず、詳しい状況を調べている。

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