「Windows 10 S」搭載端末、HPの275ドルのモデルなどが年内発売へ
軽量版Windows「Windows 10 S」搭載の企業向けノートPCがHP、Lenovo、Acer、富士通などから発売される。まずは10月にHPが「Stream 14 Pro」を275ドルで発売する。
米Microsoftは9月25日(現地時間)、企業向けイベント「Ignite」で、OEMパートナーのHP、Lenovo、Acer、富士通から「Windows 10 S」端末が発売されると発表した。
同日発表した「Microsoft 365」の新プラン「Microsoft 365 F1」向けとしている。
まずHPが10月に14インチの「Stream 14 Pro」を発売する。価格は275ドル(約3万円)から。
Windows 10 Sは、軽量版「Windows 10」という位置づけ。特徴の1つはログインから起動までが速いことで、安全性を重視するため「Windows Store」の「UWP(Universal Windows Platform)」しかインストールできない。
企業向けのWinidows 10 S搭載端末は、Microsoftが「Firstline Workers」と定義する、カスターマーサービスやサポート業務など、企業と顧客の接点となる業務に従事する従業員向けとなっている。
「Microsoft 365」を利用する企業は、将来のアップデートでWindows 10 S端末で「Credential Guard」や「Application Guard」などのWindows 10 Enterpriseの機能を使えるようになる。
10月17日に予定されている「Fall Creators Update」では、端末で使える機能を限定する「Windows Assigned Access」の設定が簡易化する見込みだ。
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