ニュース
Google、Chromebookの「Meltdown」対策リストを公開
Googleが、現行の全Chromebookのプロセッサの脆弱性「Meltdown」の対策状況一覧を公開した。ユーザーは要チェックだ。
米Googleは1月11日(現地時間)、現行のすべての「Chromebook」モデルの「Meltdown」対策状況を一覧できるリストを公開した。
Meltdownは、今年に入ってIntelやAMD、NVIDIAなどのプロセッサで発覚した脆弱性の1つ。プロセッサの「投機的実行」という機能を利用することで、メモリの保護領域へのアクセスを可能にしてしまうというものだ。OSへのパッチ適用で対策可能といわれている。
Chromebookのユーザーは、このリストで自分の端末の対策状況を確認できる。「CVE-2017-5754 mitigations (KPTI) on M63?」という項目が「Yes」あるいは「Not needed」になっていればそのモデルはMeltdownについては問題がないという意味だ。「No」であれば、アップデートが必要。「EoL」はEnd of Lifeの略で、サポート対象外なので対策は提供されないという意味だ。EoLになっているのは「Samsung Series 5」など、2011年発売の初期モデルだ。
関連記事
- プロセッサの脆弱性、Microsoftの対策パッチでパフォーマンス大幅低下も
Microsoftによると、2015年代以前のプロセッサを搭載したPCや、Windows Serverでは、対策パッチを適用すると、パフォーマンスに相当な影響が出ることが分かった。 - Apple、プロセッサ脆弱性「Meltdown」と「Spectre」の対策について説明
Appleが、1月3日に発表されたプロセッサの脆弱性「Meltdown」と「Spectre」の対策について説明した。MeltdownについてはMac、iPhone、iPad、Apple TVでの「緩和策」をリリース済みで、Spectreについても近く緩和策をリリースする計画だ。 - プロセッサ脆弱性「Meltdown」と「Spectre」のまとめサイト開設
Intelが「他社のプロセッサも影響する」と発表したプロセッサの重大な脆弱性「Meltdown」と「Spectre」についての情報がまとまったWebサイトを、これらの脆弱性を発見したグラーツ工科大学が開設した。 - もはや「OSの自動更新」だけでは守れない? 「Meltdown」と「Spectre」のベストな対策は
新年早々、世間を騒がせている脆弱性、「Meltdown」と「Spectre」。この対応策、ちょっと一筋縄ではいかないようで……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.