「Google Home」などでWi-Fiが切れる問題、Googleも修正配信へ
Wi-Fiルータメーカーが先にファームウェア更新の提供を始めている「Google Home」や「Chromecast」などが接続するWi-Fiネットワークが遅くなったり切れたりする問題について、Googleが米国時間の1月18日に修正をローリングアウトすると発表した。
米Googleの「Google Home」や「Chromecast」シリーズなど、同社が「Chromecast built-in」と呼ぶキャスト機能を搭載する端末が接続するWi-Fiネットワークが遅くなったり切れたりする問題について、Googleが「1月18日(現地時間)に『Google Play開発者サービス』経由で修正をローリングアウトする」と、Google Homeのヘルプページで告知した。
この問題は、米ストレージ系メディアMyceによると、昨年10月ごろから複数のルータユーザーが報告していた。
8日にルータメーカーのTP-Linkが、この問題の原因はGoogleのキャスト機能にあると報告し、自社製品のファームウェアアップデートを公開した。NetgearやLinksysなどのメーカーもこれに続き、Googleは問い合わせたメディアに対し「問題を認識している」とコメントしていた。
Googleのヘルプページによると、この問題の影響を受ける可能性があるのはAndroid端末とChromecast built-in搭載端末を同じWi-Fiネットワークで使っているユーザー。担当チームは問題を特定したという。
同社は問題のあるネットワークでは、Wi-Fiルータのファームウェアが最新かどうかを確認し、問題が発生したらAndroidスマートフォンを再起動することを勧めている。
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