「Android P」(仮)は“切り欠き”をサポート?
Googleの次期モバイルOS「Android P」(仮)について、「iPhone X」のような“切り欠き”をサポートする他、「Googleアシスタント」関連が強化されるとBloombergのマーク・ガーマン氏が予測した。
米Googleの次期モバイルOS「Android P」(仮)は、米Appleの「iPhone X」の「センサーハウジング」のような“切り欠き”をサポートする──。Apple関連の情報で定評のある米Bloombergのマーク・ガーマン記者が2月12日(現地時間)、独自の情報筋の話として新OSについてそう報じた。
今秋リリースとみられる次期Androidの主な目標は、情報筋によると、ソフトウェアのデザイン改善によってiPhoneユーザーのAndroidへのスイッチを促進することという。
“切り欠き”のあるAndroid端末としては、今のところ米国で販売されているアンディ・ルービン氏のEssential Productsの「Essential Phone」や、日本ではシャープの「AQUOS R Compact」しかないが、中国Huaweiも切り欠きのある端末を開発中とうわさされている。
Android Pではこの他、マルチ画面や折りたためる画面のサポート、バッテリー持続時間の改善、「Googleアシスタント」とGoogle検索の統合強化などが予定されているという。
「Googleアシスタント」については、現在はホーム画面のGoogle検索バーとは別に、ホームボタンの長押しで呼び出すようになっているが、これが統合されるとみられる。また、サードパーティーアプリでGoogleアシスタントが使えるようになる見込みだ。
次期Android OSについては、5月8日からマウンテンビューで開催の「Google I/O 2018」でまずコードネームのアルファベットとアウトラインが発表される見込み。Bloombergによると、次期AndroidはGoogle社内では「Pistachio Ice Cream」と呼ばれているが、これは変わる可能性があるという。
関連記事
- Google I/O 2018は5月8〜10日に昨年と同じ野外会場で開催へ
Googleが今年の開発者会議「Google I/O 2018」の開催予定を、昨年と同様にクイズ形式で発表した。往年のゲーム「MYST」のようにGoogleのオフィス内を徘徊していくと、会場にたどり着く。 - 「Google Lens」搭載オリジナルAndroid端末「Pixel 2」と「Pixel 2 XL」
Googleの2代目Pixelも販売地域に日本は含まれなかった。米国では10月4日予約開始、17日発売だ。 - iPhone X「切り欠き」の正式名判明 Appleの開発情報公開で
iPhone Xディスプレイ上部の「切り欠き」、英語ではnotchと呼ばれ批判されている部分をAppleがどう呼んでいるのかが分かった。 - “Androidの父”ルービン氏、ハイエンド端末「Essential Phone」発表
“Androidの父”と呼ばれる元Googleのアンディ・ルービン氏の新興企業がハイエンドな新Android端末を発表した。「Essential Phone」はベゼルレスな5.71型、チタン+セラミック筐体のロゴなしデザイン。「Moto Z」のようなモジュール追加可能なマグネティックコネクタを備える。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.