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「Windows 10」の次期アップデートでワークステーションに“究極性能”モード
Microsoftが最新プレビュー「Build 17101」をリリースした。「for Workstations」エディションでは電源管理を除いてハードウェアの限界性能を引き出す「Ultimate Performance」設定が可能になる。
米Microsoftは2月14日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの最新ビルド「Build 17101」を公開した。Fast Ring向けに提供する。
このビルドで、ワークステーション向けOSの「Windows 10 Pro for Workstations」の新機能として、「Ultimate Performance」(究極性能)が追加された。3月か4月に実施される予定の次期アップデート(コードネーム:Redstone 4、RS4)で使えるようになる見込み。
通常モードでは性能とバッテリー消費のバランスを考慮しているが、Ultimate Performance設定にすると、通常の電力管理技術に関連して生じるわずかなレイテンシーも排除し、ハードウェアの性能を限界まで発揮させられるという。
このモードでは通常より電力を消耗するので、バッテリーモードでは設定できない。
ビルド17101では、絵文字の修正も行われた。ユーザーからのフィードバックを反映させ、一貫性を持たせたとしている。
Build 17101で追加されたその他のアップデート内容は、公式ブログで確認できる。
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