セブン銀行、セブン‐イレブン・ジャパン、セブン・ペイメントサービスは、企業が個人宛に送る現金を、個人がセブン銀行のATMやセブン‐イレブンのレジで受け取れる「現金受取サービス」を5月7日にスタートした。銀行口座を介さずに送金できるため、企業側は送金に関わる個人情報の収集や管理が不要になるという。
企業からメールなどで送られる番号をセブン銀行のATMに入力すると現金が受け取れる送金サービス。ECサイトの返金や報酬支払いなどでの活用を想定する。全国2万4000台を超えるセブン銀行ATMと、2万店を超えるセブン‐イレブンのレジで24時間365日利用できる。
紙幣はATMから、硬貨はレジで受け取れる。硬貨は電子マネー「nanaco」へのチャージや、セブン‐イレブン記念財団への募金も選択できるという。
送金は企業から個人宛のみ。同社はサービス取り扱いの理由について、働き方の多様化やシェアリングエコノミーの普及、ネット通販の返品返金など、企業から個人への送金ニーズ増加によるものとしている。
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