Oculus共同創業者のイリーブ氏もFacebookを退社
Facebook傘下のOculus VRの共同創業者でCEOのブレンダン・イリーブ氏が退社する。しばらく静養して次のステップに進むという。Facebookからは、5月にはWhatsAppのCEOが、9月にはInstagramのCEOが退社している。
米Facebook傘下のOculus VRの共同創業者でCEOのブレンダン・イリーブ氏は10月22日(現地時間)、自身のFacebookで退社すると発表した。しばらく休養して“次章に進む”という。
この件について米TechCrunchは当初、イリーブ氏が推進していたPC接続式のVRヘッドセット「Rift 2」の打ち切りが決まったことが原因だと報じたが、Facebookの広報担当者がこれを否定した。Facebookは今後もPC接続式のヘッドセットの開発を続けるという。
TechCrunchに対し、この件に詳しいという情報筋は、イリーブ氏とFacebookの幹部チームはOculusの将来展望が全く異なり、イリーブ氏はVRおよびMRの性能に関する“底辺への競争”(市場シェアを奪い合ううちに低水準に収れんしていくこと)に興味がなかったと語った。
イリーブ氏の投稿には、マーク・ザッカーバーグCEO、シェリル・サンドバーグCOO、ヒューゴ・バーラ氏などが感謝のコメントを寄せている。
イリーブ氏は2012年、パルマー・ラッキー氏(昨年3月に退社)らと共にOculus VRを立ち上げ、Facebookが2014年3月にOculus VRを買収した際に同社に入った。
Facebookが買収した企業の創業者が退社するのは今年に入って3人目。5月にはWhatsAppのジャン・コウムCEOが、9月にはInstagramのケビン・シストロム氏が退社している。
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