Googleの従業員がセクハラの不適切対応に抗議デモ ピチャイCEOは改善を約束
Googleを退社したアンディ・ルービン氏が社内セクハラで報告されていたにもかかわらず、Googleがそれを公表せずに9000万ドルもの退職金を支払っていたことなどに抗議して、同社の世界各地の従業員が11月1日に大規模な抗議デモを行った。
米Googleがセクハラを報告された後に退職したアンディ・ルービン氏に9000万ドルもの退職金を払ったことなどに抗議して、同社の世界各地の従業員が11月1日(米国時間)、大規模なストを行った。
ルービン氏への退職金支払いについては、米New York Timesが10月25日に複数の社内外の関係者へのインタビューに基づいて報じた。
ルービン氏はセクハラによる解雇ではなく、退職しており、セクハラ報告があったことは公表されなかった。
従業員らはTwitterに「Google Walkout For Real Change」というアカウントを開設し、「セクハラ、不正行為、透明性の欠如、誰にとってもうまくいかない職場に抗議するため、11月1日の午前11時10分からデモを行う」と宣言した。
このアカウントによるツイートおよびRTによると、米国だけでなく、英国、スイス、タイ、シンガポール、オーストラリア、ブラジルなどでも実施された。
掲げられたプラカードには「Not Ok, Google」「9000万ドルくれるなら(セクハラせずに)喜んで退社する」「Googleに(セクハラを)報告したら加害者が出世した」などと書かれている。
英BBCなどによると、同社のスンダー・ピチャイCEOは全社宛メールで「皆さんが感じている怒りと落胆を理解している。私も残念に感じており、われわれの社会であまりにも長い間続いている問題を改善することに全力でコミットしている」と語り、従業員によるデモを支持するとした。
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