Special
2004/02/17 19:26 更新

サラリーマンのためのタブレットPC使いこなしガイド 第10回
OneNote詳細実践編――インターネットとの連携

普段何気なく使っているブラウザの“お気に入り”機能。会議資料作成のため、あるいは突然コメントを求められた時、あなたはそこからすばやく該当ページを見つけられるだろうか。今回はOneNoteのインターネットと連携した情報収集活用術とそのシチュエーションを紹介していく。

第9回へ戻る

カーソル操作だけでWEBページを取り込める

 このコラム連載の冒頭で、タブレットPCの特長のひとつとして“無線LANを使ってリビングやソファでWebサイトをブラウズする快適さ”(2003年12月16日の記事参照)を挙げた。更に「OneNote」を活用することでWebサイトをもっと快適で、かつ強力な情報源として活用できるだろう。これはPC操作になれていない人ほど実感できるに違いない。

 さて、インターネットにはいろいろな情報があふれかえり、リアルタイムに更新され、すぐにビジネスに役立つ情報も多いのはご承知の通り。これをビジネスに活用しない手はないし、活用できなければ乗り遅れてしまう。OneNoteにはインターネットと連携して情報活用する機能がいくつか用意されている。

 今回はその点に注目して解説しよう。

オフィス&リビングにおける強力な情報収集ツール

ダブレットPCとOneNote、インターネットの組み合わせは、オフィスはもちろんのことリビングでも強力な情報収集ツールになる

 インターネットで情報検索したり、ニュースサイトのヘッドラインを閲覧し、自分のビジネスに関係があるWebサイトを見つけたとする。例えば、朝一番にITmediaの「PCUPdate」で新製品発表のページを見た際に、その情報や画像を午後の会議のために保存おきたくなった場合、あなたならどうするだろうか。

 例えば、ブラウザ操作でWebサイト全体をどこかのフォルダに保存しておく、もしくはその画像を保存しておくという人もいるだろう。また、印刷してシステム手帳に挟んでおく、URLをコピーしてテキストエディタなどにメモ、あるいはメールで自分宛に送る、など手段はいろいろあるし、それぞれに長所短所がある。しかし、OneNoteであればシンプル操作でこなすことが可能である。

 OneNoteの大きな特長の一つが「情報収集が手軽に行えること」だ、というのは何度も述べているが、Webサイトの情報収集ももちろん例外ではない。カーソルでコピーしたい範囲を指定したり、WebサイトをまるごとOneNoteのページにドラッグ&ドロップでコピーすることができる。ここでは簡潔に述べているように感じるかもしれないが、直感的作業でこれが実現できるソフトはあまりないのではないだろうか。

画像をOneNoteにドラッグ&ドロップでコピー

ブラウザで表示されている画像は、それをOneNoteにドラッグ&ドロップするだけで簡単にコピーすることができる。さらには、コピー元のURLアドレスも同時にコピーされるので便利だ

選択範囲をOneNoteにドラッグ&ドロップでコピー

範囲選択した部分のみのコピーも簡単だ。テキストや画像など必要な部分だけが簡単にOneNoteに取り込める。全体をコピーしたければ、ブラウザのメニューバーから[編集]-[すべてを選択]を選ぶ

 上記のように簡単作業により資料をあらかじめ用意・整理できていれば、それら情報を午後の会議に簡単に活用できるようになるだろう。

取り込んだWebサイトの情報を簡単に編集できる

 また、取り込んだWebサイトを加工して報告書などに転用したり、定型フォームにして利用することが簡単にできるのも特長の一つだ。画像、テキスト、リンク、バナーなどが自動的に判別されてOneNoteのページに“コンテナ”(2004年2月3日の記事参照)として取り込まれるため、OneNoteで入力したテキストや画像などと同様の操作でレイアウトを調整したり、文章の編集を行うことが可能となる。

ブロックごとに分割して並べ替え

資料用レイアウトに合わせるため、取り込んだテキストや画像をブロックごとに分割して並べ替えて、画像の位置を変更した。もちろんテキスト部分は一部だけを選択してWordやメールソフトなどほかのアプリケーションにコピーすることも簡単である

URLだけをコピーして“お気に入りリスト”を作成

 では、OneNote情報収集・活用例の一つとして、お気に入りページ情報のリンクリストを作成してみよう。

 Internet ExplorerのURL入力欄に表示されているアイコンをOneNoteにドラッグ&ドロップすると、URLアドレスのコピーとリンク情報を挿入できる。

 例えば、会議のテーマやプロジェクトごとに関連リンクの作成を短時間で行うことができるのではないだろうか。

Webサイトリンクのリスト作成

URLアイコンをOneNoteにドラッグ&ドロップ。即席で関連リンクリストができる

――さて次回は、オーディオ録音機能(音声メモ)について解説する。OneNoteならではのリンク(同期)機能がおもしろく、かつ非常に便利な機能となっている。お楽しみに。

第11回へ続く


著者紹介
神崎洋治:トライセック代表取締役。パソコンや周辺機器、インターネットに詳しいコラムニスト。シリコンバレー在住時は、取材による米ベンチャー企業の最新技術動向をレポート。ペン・コンピューティングデバイスの先駆けである「Palm Pilot」を、製品写真や開発者取材を通して日本のメディアに初めて紹介したひとり。
 マーケティングにも精通し、ライターやデザイナーとしても幅広く活躍中。主な著書は「ひと目でわかるMicrosoft Office OneNote 2003 マイクロソフト公式解説書」「学び直すDVDのしくみ」(日経BPソフトプレス)ほか。

関連記事
▼[連載]サラリーマンのためのタブレットPC使いこなしガイド バックナンバー

関連リンク
▼マイクロソフト タブレットPC

[神崎洋治(トライセック),ITmedia]

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

PICK UP

news010.jpg ベールを脱いだ“Origami”、MicrosoftとIntelがOrigamiことUMPCを披露
CeBIT 2006で、ついに“Origami”がベールを脱いだ。3月9日、MicrosoftとIntelはそれぞれプレス発表会を開催、OrigamiことUltra-Mobile PC(UMPC)デバイス戦略を明らかにした。

news015.jpg “Origami”命名者らが明かすUltra-Mobile PC構想
CeBIT 2006の目玉となった“Origami”ことUltra-Mobile PC(UMPC)。会場ではIntel、Samsung、ASUSなどのブースでUMPCを見ることができた。3月10日に催されたMicrosoft、Intel、Samsungの共同記者発表会の模様とあわせて、UMPCを検証してみよう。

news001.jpg 1キロを切る超小型・軽量のコンバーチブル型タブレットPC──富士通「FMV LIFEBOOK P8210」
富士通の企業向けノートPC「FMV LIFEBOOK」シリーズに、コンバーチブルスタイルのタブレットPC 2モデルが追加された。その中でも「FMV LIFEBOOK P8210」は、本体重量が約990グラムと非常に小型・軽量でありながらも、コンバーチブルスタイルを実現した意欲的なタブレットPCである。

news002.jpg これが“ThinkPad”クオリティのタブレットPCだ──レノボ・ジャパン「ThinkPad X41 Tablet」
性能面はもとより、耐久性や操作性なども含めたノートPCとしての完成度の高さで幅広いユーザーから支持されている「ThinkPad」シリーズ。そのThinkPadからコンバーチブルタイプのタブレットPCが登場した。それが「ThinkPad X41 Tablet」である。

news002.jpg デジタルクリエイター教育におけるTabletPCの可能性──デジタルハリウッド杉山学長インタビュー
デジハリEXは、TabletPCを使ったデッサン入門講座を6月に開講する。なぜTabletPCを教材に採用したのか? クリエイティブツールとしての可能性・将来性は? 日本のデジタルクリエイター教育の先駆者であるデジタルハリウッド大学・大学院の杉山知之学長に話を伺った。

1.jpg サラリーマンのためのタブレットPC使いこなしガイド 第1回:OneNoteの登場でタブレットPCがいっそう身近に(1)
ノートPCとPDAの中間――普段のWindowsアプリケーションが使え、PDAなみの軽快な操作性と携帯性を持つタブレットPC。メールやWebの閲覧はもちろん、企画書を作成して他社に営業に行き会議室でプレゼンを行う……そんな今回の企画にぴったりの人はもちろん、それ以外の人にもタブレットPCとOffice OneNote 2003などのアプリケーションを組み合わせた、きっと役に立つちょっとしたノウハウを今後数回に分けて展開していく。

news009.jpg マイクロソフト、次世代TabletPCのコンセプトモデルを初披露
マイクロソフトは都内で行われた開発者向けコンファレンス「WinHEC 2005 Highlights」で、次世代TabletPCのコンセプトモデルを本邦初公開した。スライド式の液晶タブレットを搭載し、ノートPCモードとピュアタブレットモードを瞬時に行き来できるのが特徴だ。

news020.jpg TabletPCの現在、そして未来を語る──モバイルプラットフォーム事業部GMインタビュー
TabletPCはノートPC市場のメインストリームに対して、フェーズに合わせて普及のターゲットを広げてきた。さらに将来的には、タブレットの機能はすべてのノートPCにも搭載されるようになるという。米マイクロソフト モバイルプラットフォーム事業部 ジェネラルマネージャーにTabletPCの現在と未来を聞いた。

news003.jpg ペンオペレーションでモバイルAVノートの魅力が変わる──富士通「FMV-BIBLO LOOX P70R」
富士通のモバイルAVノート「FMV-BIBLO LOOX」シリーズに、新モデルとなる「FMV-BIBLO LOOX P70R」が登場した。1キロを切る軽量ボディを実現しながらも、一般ユーザー向けとしては同社初のコンバーチブル型タブレットPCであるという意欲的な製品だ。

news005.jpg タブレットPCのプレゼンは、なぜ琴線を揺さぶることができるのか?
今や、ビジネスパーソンだけでなく、学生にもプレゼン能力が問われる時代。とはいえ、スライドと話術のみで受け手に強い印象を残すプレゼンを行うのは非常に難しい。しかし、タブレットPCを利用すれば、誰でも簡単に“勝てるプレゼン”が可能になるという。それはなぜか──。

news001.jpg コンバーチブル型を採用した企業ユースのメインストリームモデル──日本HP 「HP Compaq tc4200 Tablet PC」
日本HPから、同社初となるコンバーチブル型のタブレットPC「HP Compaq tc4200 Tablet PC」が登場する。利用シーンに合わせてスタイルを変更できるトランスフォーム型で脚光を浴びた同社製タブレットPCだが、新モデルはイメージを一新し、企業ユースの本流を狙う意欲的な製品に仕上がっている。

news001.jpg オフィスを狙った本格仕様の2スピンドルコンバーチブル型タブレットPC──富士通「FMV LIFEBOOK T8210」
「FMV LIFEBOOK T8210」は、携帯性を重視したB5サイズの2スピンドルコンバーチブル型タブレットPCだ。タブレットモード、ノートPCモードのどちらも快適に使用できるハイスペックを備えており、オフィスユースに適した魅力的なマシンに仕上がっている。

news003.jpg TabletPCでペーパーレス化や広告イメージの具体化・共有化を実現
アカウントマネージメントパーソンにとって、クライアントに関するあらゆる資料・情報は“ビジネスのなる木”だ。だが、それらをすべてため込もうとすると、今度はその量に飲み込まれて身動きができなくなってしまう……。マッキャンエリクソンに勤めるあるアカウントマネージメントパーソンは、TabletPCを使うことでその矛盾を克服した。

news002.jpg タブレットPC・ガールの旅日記Vol.8「東京ベイエリアに行きました」
KAORI(臼田 華織)、歌って踊れるキャンペーンガール&モデルユニット「IT GIRLS」のメンバー。所属はアトランティックス マネージメントです。柔らかな初春の日差しに誘われ、葛西臨海公園からパレットタウン、お台場海浜公園まで、東京ベイエリアをぐるっと回ってきました。