14型ノートでなんと3万円台から、コストパフォーマンスでこのモデルに勝るオフィスPCはあるか?──「Endeavor Sシリーズ NY2300S」検証年末/年度末導入に対応! オフィスノートPCの最適解(1/2 ページ)

複数台をまとめて導入するオフィスシーンにおけるPCの入れ替え・新規導入は、初期コストもそれなりに発生する。これまでより業務効率や利便性を高めつつ、初期コストを低く抑えられるPCはないか──その最適解の1つがエプソンダイレクトの「Endeavor Sシリーズ」を導入することだ。今回は14型の売れ筋モデル「Endeavor Sシリーズ NY2300S」の詳細をチェックする。

» 2012年12月05日 10時00分 公開
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ちょっと小さめな14型ボディに最新スペックを詰め込んだ、超ハイコストパフォーマンスなオフィスノートPC

photo エプソンダイレクトの14型ノートPC「Endeavor Sシリーズ NY2300S」 基本構成価格は3万4980円から

 中小規模ビジネス(SMB)ユーザーやSOHOユーザーが、オフィスや事務所で使うPCとは。……これまで、その選択方法は意外と難しかった。

 デスクトップPCはパフォーマンスに優れるが、設置スペースをとる。対して15.6型サイズの据え置きノートPCは設置スペースの問題はかなり解消されるが、ノートPCとしては大柄なため、可搬性や収納性に劣る。可搬性についてはモバイルノートPCが優れるものの、初期コストはかなり高額になる──。などである。

 そこで提案したいのが14型サイズのノートPCだ。省スペース、オフィスで困らないモバイル性とパフォーマンス、そしてコストをほどよくバランスさせていることから、最近、オフィス向けPCとして人気が特に高まっている。

 エプソンダイレクトが提案する「Endeavor Sシリーズ NY2300S」(以下、NY2300S)は、そのニーズに適合する14型のベーシックノートPCシリーズだ。“Endeavor Sシリーズ”は、PCの仕様を売れ筋の構成に半固定にすることで、選びやすく低価格にし、かつサポート範囲を数年で入れ替えるSMB(中小規模ビジネス)向けの体制とすることで総合的な初期コストを抑えられる特長を持つ、同社の売れ筋ラインアップである。

 NY2300Sは、ユーザーや購買担当者がズバッと選びやすいようラインアップは2つに集約している。1つはCPUにCeleron B830を採用する「バリューモデル」、もう1つはCPUにCore i5-3210Mを採用する「スタンダードモデル」である。Celeron B830はSandy Bridge(コードネーム)世代のコアを採用するCPU、Core i5-3210Mは現世代の同Ivy Bridgeコアを採用している。チップセットはIntel HM76 Expressを採用し、この世代で追加された新機能としてチップセットレベルで高速なデータ転送が可能なUSB 3.0を利用できる特長がある。

 まず驚くのは価格だろう。バリューモデルは3万4980円から、スタンダードモデルは4万9980円からとなる。バリューモデルは10万円弱の予算で3台も導入できる計算と考えると、その価格だけでもSMBの複数台導入に非常に適している。ちなみに、前モデルの「Endeavor Sシリーズ NY2200S」(レビュー参照)のCeleronモデル(3万6960円)と比べても約2000円ほど低価格となりつつ、CPUクロックが300MHzも向上し、OSも最新のWindows 8へと切り替わっている。ここ数カ月のOS移行期でPCの導入を迷っていたユーザー層には二重三重の朗報だ。


photophoto 天面パネルはグレーブラックカラーで指紋や皮脂が目立ちにくいつや消し処理が施されている。ビジネスシーンに溶け込む、落ち着いたカラーリングだ(写真=左) ディスプレイは1366×768ドット表示に対応する14型ワイドの液晶ディスプレイを採用する(写真=右)
photo “ちょっと小さめ”な14型サイズのため、オフィスデスクでもデスクトップPCや15.6型クラスのノートPCと比べるとかなり余裕を持って使える。外付けマウスを使用する機会も多いと思うが、そのスペースもきちんと空いていることが分かるだろうか

 では、もう少しスペックを整理しておこう。まず液晶ディスプレイは14型ワイドサイズで、解像度は1366×768ドット。表面処理はグレア(光沢)だ。13型クラスのモバイルノートPCと比べると画面サイズが一回り大きい分、文字も写真もほどよく見やすいのが好印象だ。

 昨今のモバイルノートPCでは高解像度化がトレンドになっている一方で、相対的に表示される文字列やアイコンが小さくなるので、(プライベート用途ならまだしも)業務においては「目が疲れる」「(見にくいので変な姿勢になり)肩がこる」といった悪い影響も発生しがちだ。確かに高解像度で業務効率をより高めたいと思うハイクラスなユーザーもいるが、それ以外の多くの一般ユーザーは14型サイズが大きすぎず、小さすぎず、かなりしっくりくるサイズ感だと思う。「ちょうどよい」という表現がピッタリだろう。

 合わせて、本体サイズは350(幅)×235(奥行き)×32〜38(厚さ)ミリ、重量は約2キロとなっている。350ミリの横幅、235ミリの奥行きは、感覚としてはA4クリアファイル(より少しだけ大きめ)ほどである。デスクトップPC+液晶ディスプレイはもちろん、15.6型クラスのノートPCよりも机の占有面積がかなり低く抑えられるので、オフィスデスクのスペースをより有効活用できるようになりそうだ。また、13型クラスまでを想定したPC収納対応のビジネスバッグにもやや窮屈であるが意外と入るので、急な出張で持ち出すシーンにも15.6型サイズよりかなり普通に対応できてしまう。


photophoto 重量も2キロと、意外と軽量(15.6型クラスのノートPCは、3キロほどになることが多い)。会議や打ち合わせにも手軽に気軽に持ち出せる(写真=左) 帰宅時は鍵のかかるストレージに収納することを義務付けるオフィスも多いと思う。14型サイズのNY2300Sなら、このように鍵付きの袖机に収納するにも余裕をもって対応できる(写真=右)
photo キーボードは日本語配列のアイソレーション仕様だ。Enterの右に1列、キーが追加された独自のレイアウトとなっている

 キーボードは日本語91キーのアイソレーション仕様だ。配列としては、Enterキーの右にさらに1列キー(PageUP、PageDown、Home、Endキー)があるのが少し特殊だ。こうしたレイアウトは海外メーカー製PCでよく見られる一方、前モデルのNY2200Sから変更された点となる。また、この影響でEnterキーとその左の一部のキーが細めになっている。

 キーピッチは18.4ミリで、キーストロークは2ミリある。キーピッチに関しては14型の数値としては若干小さいが、実利用ではほとんど違和感は感じず、さらにキーストロークをかなり深めに確保してあるのでタイプ感は良好だ。なお、最下段左端の「Ctrl」と「Fn」キーはUEFIメニューで入れ替えが可能(キー刻印も両方入っている)。他メーカーのPCから乗り換えても大丈夫なよう、どちらか好み・慣れている方の配列を選択できるのがエプソンダイレクト製PCならではのうれしいポイントである。

 タッチパッドはパームレスト面中央をわずかにくぼませて配置しており、キー入力中の誤操作を防ぐ造形となっている。ボタンは左右クリックの2ボタン式のスタンダードな仕様だが、きちんと中央で分割しているため、操作性もクリック感も良好だ。タッチパッドの左上にはタッチパッドのオン/オフボタンも設け、USB外付けマウスを使う場合はさっとオフにできるのが便利である。

photophoto タッチパッドはELAN Microelectronics製ドライバを導入する。2本指でのズーム、スクロール、回転に加え3本指スワイプなどにも対応している

 インタフェースは左右側面にまとめられている。まず、後面と前面にインタフェースがないため、最近のオフィスデスク、あるいはビジネスホテルの机など奥行きの短い机でも安心だ。左側面はDCコネクタ、有線LAN(1000BASE-T対応)、アナログRGB、HDMI出力、USB 3.0×2を、右側面にはマイク/ヘッドフォン入出力×各1、USB 2.0×2、SDメモリーカードスロット、セキュリティロックポート、光学ドライブを実装する。

 左右でUSB 3.0と同2.0が分けられているので、覚えやすく使いやすい。また、プレゼンテーションで必要になるディスプレイ出力も、これまでのプロジェクターで用いるアナログRGB出力、そして最近のもので用いるHDMI出力の両方をもちろんサポートする。

photophoto 本体前面に電源状態はストレージアクセス、無線LAN状態などを示すインジケータ、後面にバッテリーがある
photophoto 左側面は、DC入力端子、有線LAN、排熱口、アナログRGB出力、USB 3.0×2、HDMI出力を、右側面はマイク/ヘッドフォン入出力×各1、USB 2.0×2、SDメモリーカードスロット、セキュリティロックポート、DVDスーパーマルチが備わる
photophoto バリューモデルとスタンダードモデルは、CPUのほかにメモリ容量、HDD容量が異なる。評価機のバリューモデルは2本のメモリスロットのうち、2Gバイトのモジュールを1枚実装していた
photo バッテリーは底面の後方にある。容量は11.1ボルト/4400mAhで、バリューモデルはカタログ値で約6.2時間、スタンダードモデルは約7.6時間動作する。ACアダプタは65ワットタイプが付属する。重量はケーブル込みで320グラムと軽く、ごく一般的なサイズに収まっており、本体と一緒に持ち運んでも苦にならない

 バリューモデルとスタンダードモデルは、CPUのほかにメインメモリ容量とストレージ容量も若干違いがある。バリューモデルはメインメモリ2Gバイトでストレージは320GバイトHDD、スタンダードモデルはメインメモリ4Gバイトでストレージは500GバイトHDDだ。メモリはともにPC3-12800のDDR3タイプを採用するが、バリューモデルに関してはPC3-10600相当で動作している。

 バッテリー動作時間は、それぞれのモデルでCPUが異なることと関連し、少し異なっている。カタログ値はバリューモデルが6.2時間、スタンダードモデルは7.6時間だ。いずれも据え置きタイプのノートPC一般的なバッテリー動作時間と比べるとかなり長く、外へ持ち出すモバイル用途のほか、2〜3回の連続した会議に持ち出す場合にもACアダプタを携帯せず出席できるのも安心できるのではないだろうか。

 OSは64ビット版のWindows 8を採用する。大規模なオフィスシーンにおいては、オフィスのセキュリティポリシーに沿った動作検証や使用する業務アプリケーションの都合から前バージョンを必要とする場合もあるが、ソフトウェア資産の互換性などやむを得ない事情がない限りは、セキュリティ機能が強化された最新OSの方がリスクが少ないと考えられる。この点は、大企業より柔軟に対応でき、限られたコストで業務効率を高められるSMBとしてのメリットを最大限に生かしたい。

 なお、NY2300SにはOSを選択できるオプションメニューはないが、BTOに強いエプソンダイレクト製PCのラインアップにはWindows 7も選択できる「Endeavor NA601E」などの選択肢もしっかり用意するので、OSはまだWindows 7が必要というユーザーはこちらも検討候補に加えてほしい。

photophoto Endeavor Sシリーズ NY2300S バリューモデル評価機のデバイスマネージャ画面
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2012年12月18日

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