Qualcomm、Mirasolディスプレイのスマートウォッチ「Toq」を発表
Samsungに続き、Qualcommも独自のスマートウォッチ「Toq」を発表した。第4四半期に発売する。
米Qualcommは9月4日(現地時間)、Android 4.3搭載端末と連係するスマートウォッチ「Toq」(トークと発音する)を発表した。10〜12月期に発売する計画。価格は発表していないが、米AllThingsDによると300ドル前後になるという。
同社の省電力ディスプレイ技術「Mirasol」を採用。バックライトがなく、光干渉調整機能が搭載されているため、どんな環境でも画面が見やすい明るさに調整されるという。(普通の時計と同様に)画面は常に表示され、オン/オフボタンがない。
Mirasolと同社の省電力技術「WiPower LE」により、バッテリーは数日間持つ。充電は付属のケースに置くだけのワイヤレス充電だ。
韓国Samsung Electronicsが同日発表したスマートウォッチ「GALAXY Gear」と同様に、「Bluetooth Smart Ready」なAndroid 4.3搭載スマートフォンとBluetoothで接続し、メールやメッセージ、スケジュールなどのプッシュ通知を受信できる。サードパーティー向けにAllJoynフレームワークを提供することで、スマートフォンアプリの取り込みも計画している。
さらに、オプションのBluetoothステレオヘッドセットで、スマートフォン内の音楽を再生できる。Toq本体でスマートフォンの音楽を制御しながら、ヘッドセットで音楽を聴けるというわけだ。ヘッドセットも、Toqのケースで無線充電できる。
同社はToqの開発に2年かけたという。同社のポール・ジェイコブス会長兼CEOは発表文で「画面が常に表示され、接続されているToqのウェアラブル技術は、ユーザーに“デジタル第6感”を提供する。ToqはMirasolディスプレイ、WiPower LE、ステレオBluetoothのショーケースであり、ウェアラブル端末の可能性を示すものだ」と語った。
米AnandTechによると、ARM Cortex M3ベースのSoCを搭載し、ディスプレイは1.55インチ(288×192)、リストバンド以外の時計部分のサイズは43.3×47.6×9.96ミリ、重さは約91グラム。
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