いつでもWindows 10に無償アップグレードできる環境を構築する――バックアップ編:7月29日を乗り越えろ(2/3 ページ)
Windows 10の無償アップグレード期限は7月29日。これまで先延ばしにしてきたユーザーーにも決断の時が迫っている……が、NASを使えば決断しなくてもいいのだ。
バックアップツール「Macrium Reflect Free」の導入と1回目のバックアップ
今回のバックアップ/リストアにはフリーのバックアップツール「Macrium Reflect Free」を使用する。WindowsのVSS(ボリューム・シャドウ・コピー・サービス)に対応しており、Windowsを実行したままイメージバックアップが取得できる。フリー版とはいえ、非常に高機能なソフトウェアだ。
Paramount Spftware UK Limitedのサイトからダウンロードし、対象となる機器にインストールする。初回起動時にレスキューメディア(リストアツール)を作成するか聞かれるのでCD/DVD用ISOファイルを作成しておこう。
イメージバックアップを取っておく
レスキューメディア(ISOイメージファイル)の作成が完了したら、現在の状態でイメージバックアップを取っておこう。今回は以下のタイミングでバックアップを取得する。
- 1、Windows 10にアップグレードする前のWindows7/8.1
なんらかの事情により、Windows10のアップグレードがうまくいかず、既存環境まで壊れてしまった場合のためのバックアップ。
- 2、Windows10にアップグレードした直後
Windows 10にアップグレードした後、なんらかの事情で1のイメージを用いてWindows 7/8.1にダウングレードしたものの、再度2016年7月29日以降にアップグレードするためのバックアップ。
- 3、Windows 10からWindows 7/8.1にダウングレードした直後
今後しばらくはこの状態で利用することになるため、初期状態としてバックアップする。
バックアップが完了したらWindows 10へのアップグレードを行おう。アップグレードが完了したら再度Macrium Reflectでイメージバックを取得する。前回とは異なるディレクトリ、もしくはファイル名で保存する。
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