メカニカルスイッチを自由に交換できるコンパクトキーボード「KUMO」、Kickstarterで出資受付中
米カリフォルニア州ロサンゼルスのTheVan Keyboardsが提案する「KUMO」は、4列44キーのコンパクトな有線キーボード。キーレイアウトの変更やキースイッチ付け替えも可能。
青軸、赤軸、黒軸、茶軸……。メカニカル式キーボードのキースイッチにはさまざまな種類があり、キーの重さやクリック感など、個性もそれぞれ。一度「この軸が良い」と思っても、その後別の軸の打ち心地に目移りすることもしばしば。
そんなキーボード好きのための製品が、米Kickstarterに登場した。
製品の名は「KUMO」(雲)。米カリフォルニア州ロサンゼルスのTheVan Keyboardsが提案するこのキーボードは、4列44キーのコンパクトな有線キーボードだ。
単にコンパクトというだけではない。エディタによるキーボードレイアウトの自由な変更や、はんだ付けなしのメカニカルスイッチ付け替えを可能としている。
44キーというキーの少なさから、デフォルトの入力レイヤー以外に複数のレイヤーを用意。デフォルトレイヤーの一部のキーを他レイヤーへのトグルキーとすることで、さまざまなキー入力を可能にする。各レイヤーのキーレイアウトもユーザーが自由に指定でき、単キー入力やキーコンボ、メディア制御など好きなものを割り当てることができる。デフォルトレイヤー以外のレイヤー数は最大15枚まで追加できる。
さらに、メカニカルスイッチの「ホットスワップ」にも対応。はんだ付けなしで、「Cherry MX」互換スイッチの付け替えができるという。
出資を受け付けているキーボードキットには、本体の他、キーキャップ52個、Kailh製のクリッキー、リニア、タクタイルタイプのスイッチのいずれかを50個、射出成形ケース、USBケーブル(Type-C to A)を付属する。
キースイッチの種類の選択については出資受付を終えてから選べるようにする。
早期出資者向けの、キーボードキット125ドルのプランはすでに満席。現在150ドルの出資でキーボードキットをバックするプランを受け付けている。
プロジェクトタイプはAll or Nothingのため、資金調達目標の8万5000ドル(約960万円)に満たない場合はプロジェクトは非成立となる。出資受付は1カ月後の8月18日までで、7月19日午後1時時点で、約3万5000ドルを集めている。
関連記事
- タイプライター風BTキーボード「PENNA」 Makuakeで予約販売開始
リターンバーをあしらったタイプライター風Bluetoothキーボード「PENNA」が、12月6日からMakuakeで予約販売を始めている。予定販売価格は2万2900円としているが、超早割では50台限定で1万4800円(税込)となる。出荷は2018年4月の見込み。 - 1万円でタイプライター気分にひたる 変態配列メカニカルキーボード「KFK51N」レビュー
恵安から発売された1万円のタイプライター風キーボードをじっくりねっとりレビューする。 - REALFORCE限定モデル「PFU Limited Edition」レビュー 高級キーボード界最強タッグ製品の実力は
今回レビューする「REALFORCE R2 TKL PFU Limited Edition」はそんな「REALFORCE」シリーズを手掛ける東プレと「HHKB」シリーズを手掛けるPFUの最強タッグによる異色のコラボ製品。どのような仕上がりになっているか見ていこう。 - 使い心地は高級機並? “異色”のパンタグラフキーボード「BSKBU510」レビュー
バッファローから発売された、異色のパンタグラフキーボード「BSKBU510」の使用感をレビューする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.