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12月の家電出荷額は2カ月連続マイナスに

JEMAが12月の家電製品の出荷実績を発表した。景気後退の影響を受け、2カ月連続のマイナスとなった

 日本電機工業会(JEMA)は、2008年12月および2008年全体の民生用電気機器の出荷実績を発表した。これによると、12月の国内出荷金額は前年同月比の97.5%の1459億円となり、2カ月連続のマイナスとなった。また2008年の年計は、昨年後半は急速な景気後退の影響を受けたものの、夏の猛暑で冷蔵庫が好調だったことや、省エネ製品や大型高級製品が消費者に受け入れられ、前年比100.5%の1兆4,594 億円とわずかだが前年プラスとなった。

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image 表・グラフ:JEMAプレスリリースより

 製品別では、電気冷蔵庫(前年比99.7%)、電気洗濯機(同93.5%)、電気掃除機(同98.0%)、電子レンジ(同90.9%)といった主要家電が出荷台数で軒並み前年比マイナスとなり、景気悪化の影響が現れた格好だ。

 金額ベースでみると電気冷蔵庫、電子レンジは前年度を上回っており、大型、高機能、高付加価値の製品は好調だ。両製品は年計でも出荷台数では前年比マイナスだが金額では前年比プラスとなった。

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