> 特集		2003年5月26日　05:34 PM 更新

特集「Think」って何？
Thinkは細部に宿る〜ThinkPad G40の場合〜（3/3）

前のページ

充実のサポートツール

　「ThinkPad G40」には、他のIBMパソコンと同様に数多くのサポートツールが用意されている。オンラインヘルプ＆総合ツールランチャーである「Access IBM」をはじめ、バックアップソフト「Rapid Restore PC ver 2.6」など、パソコンを運用・管理していくためのツールが勢ぞろいしている。

　また、新登場の問題診断・解決ツール「Access Support」も装備されている。トラブルの修復や設定変更を自動的に行える自動ソリューション、ソフトウェアの更新ツールなど、日々のメンテナンスを手軽に行うことが可能だ。さらに、新しいソリューションや情報をインターネットから入手し、「Access Support」の機能をアップさせることもできる。

新登場の「Access Support」。設定変更やシステム診断を自動処理することが可能だ。ローカル実行に加え、Webからの実行も行える

　ユニークなのは、ファンの回転数を制限する機能が付属していること。これは「バッテリ省電力メーター（プラスファン制御機能）」というソフトに収録されている。「ThinkPad G40」は、もともとファンがあまり回転しない静かな製品であるが、さらに静かな環境を追求することも可能なわけだ。

ファンの回転数を制限すると、そのぶんCPUの速度が制限されてしまう場合がある。とはいえ、会議中など、静音性が必要となるケースでは便利な機能となる

オールインワンならではの多彩なインタフェース

　最後に、「ThinkPad G40」に搭載されているインタフェースを紹介しておこう。大型のオールインワンノートPCだけあって、インタフェースの種類はなかなか豊富である。USB2.0×4も本体左側面と本体背面に2つずつ分割配置されている。また、上位3モデルには無線LANを標準装備している。

本体左側面には、FDドライブ、USB 2.0×2、ヘッドホン出力、マイク入力が配置されている

本体右側面には、PCカードスロット（Type III/II/I×1）と光学ドライブが配置されている。なお、光学ドライブは固定式で、ウルトラベイ2000には対応していない

本体背面には、電源、モデム、LAN、USB2.0×2、PS/2、パラレル、外部ディスプレイ、セキュリティロックが配置されている

---

順次掲載予定

• 特集「Think」って何？：IBMの凄みは“Think”してしまうことにある
• 特集「Think」って何？：Thinkは細部に宿る〜ThinkPad G40の場合〜（本記事）
• 特集「Think」って何？：デスクトップCPU初搭載〜ThinkPad G40開発者インタビュー〜
• 特集「Think」って何？：Thinkは細部に宿る〜ThinkCentre S50の場合〜
• 特集「Think」って何？：IBMのPCが熱い理由〜PC事業部長インタビュー〜

  [相澤裕介, ITmedia ]

  Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

  前のページ | 3/3 | 最初のページ

  ---