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» 2018年08月02日 11時00分 公開

IGAS 2018:全高2.8mのスーパーワイド3Dプリンタ、毎時35cmの高速出力

自社ブースとしては今回がIGAS初出展となるセルカムは、イスラエルに本社を置くMassivit 3D Printing Technologies社の全高2.8m(メートル)のスーパーワイド3Dプリンタ「Massivit 1800」を「IGAS2018」で展示し、出力デモを行った。同機は、日本の展示会では初出展となる。

[宮城谷慶一郎,BUILT]

 セルカムは、イスラエルに本社を置くMassivit 3D Printing Technologies社の全高2.8m(メートル)のスーパーワイド3Dプリンタ「Massivit 1800」を「IGAS2018」で国内初出展した。

 「Massivit 1800」は、従来の3Dプリンタでは対応できなかった大型のオブジェクトを高速でプリントすることが可能。オブジェクトの取り出しもスムーズで、操作はタッチスクリーンで簡単に行える。造形したオブジェクトは、目的用途に応じた表面加工・塗装などの後処理を施すことで、建築、装飾・デザイン、製造設計、B2C製品、医療関連など、さまざまな用途に活用できる。

日本初披露となった「Massivit 1800」

 造形サイズは、最大幅1450×奥行1170×高さ1800mm(ミリ)。毎時35cm(センチ)という速さでプリントでき、形状にもよるが150cm大のオブジェクトを出力した場合には、5時間ほどで出力が完了する。さらにオプションとなるデュアルオブジェクトプリンティングは、ヘッドを2基搭載することで、平行して2つの異なるオブジェクトを同時にプリントすることが可能だ。

「Massivit 1800」の出力サンプル

 オブジェクトの材料となる専用のフォトポリマー材は、UV光を当てると固結する光硬化ポリマー樹脂を特殊なゲル状にしたもの。材料の無駄を最小化するアディティブ方式によって内部を空洞にモデル造形することで、高速プリントとサポート材が不要なほどの強度を両立、軽量な中空構造モデルで搬送費用も削減できる。さらに低エネルギー消費のLED UV硬化方式を採用することで、スリムかつ環境にやさしい3Dプリントを実現した。

 「Massivit1800」の本体サイズは3100(横)×2200(奥行き)×2800(高さ)mm、重量は2500kg(キロ)。電気容量は、三相(3+N+G)380-400V(±10%) 32A 50/60Hz。

 出展ブースには巨大な出力サンプルを数多く並べ、実機デモには多くの人が足を止め人だかりができた。

 この他、同社では、限られた印刷制作スペースに対応するコンパクトタイプ3Dプリンタ「Massivit 1500」(全高2600mm)もラインアップ。「Massivit1800」モデルよりもコンパクトながら、高さ1470mmの造形物が可能となっている。

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