ニュース
年間光熱費を約3万5000円削減できる、エネファームを導入した賃貸住宅:蓄電・発電機器
水素で発電し、発電時に発生する熱でお湯を沸かすエネファームは確実に電力コスト削減を期待できることから人気を博している。東京急行電鉄は同社が新築する賃貸住宅の全住戸にエネファームを導入すると発表した。
東京急行電鉄は2012年9月1日に、同社が運営する賃貸住宅「スタイリオ武蔵小山」をオープンする(図1)。全住戸に家庭用燃料電池「エネファーム」を導入していることが大きな特長。同社によると、新築の賃貸集合住宅の全住戸にエネファームを導入するのは日本初の試み。
スタイリオ武蔵小山は各住戸が2階建ての一戸建てのようになっており、それが横につながったような形をしている。総戸数は15戸。全住戸にエネファームを導入するほか、太陽光発電システムも設置する。共用部の電力は太陽光発電システムが発電したものを利用する。
このほか、住戸の断熱性能を高めるほか、共用部と専有部にLED照明を導入するなど、消費電力を抑える工夫も施している。
関連記事
- 年間光熱費を6万円程度節約可能、全住戸にエネファームを搭載するマンション
積水ハウスは、全戸にエネファームを搭載するマンションの建設に入った - マンションの電気料金を10%削減、「高圧一括受電」と太陽光発電で
東京建物などが建設中のマンションでは、高圧一括受電と太陽光発電の組み合わせで10%の電気料金削減を見込む - 古い社宅に最新の節電・蓄電・発電設備を導入、スマートなマンションの効果を検証
JX日鉱日石エネルギーが横浜市で、社宅を使ってスマートマンションの実証実験を開始した - 東京・新宿に“スマートマンション”を建設、エネルギー管理システムを全面導入
電力の有効利用を前面に押し出した“スマートマンション”の建設が、いよいよ本格的に始まる
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.